ナカバが挑む

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ナカバが挑む

日本に社会人ラグビーの最高峰、トップリーグができて2年目、2004-2005シー
ズンのヤマハは不動の第一列を作っていました。

関西リーグからの第一列に変わり、一番にゴエさんこと中越将通選手、二番フッ
カーにナカバこと中林正一選手、この年入団したリョウこと山村亮選手が揃った
ヤマハフォワードの第一列は充実していました。

後半になっても、高木重保選手が1番と交代して押すヤマハのスクラムはジリジ
リと相手を押していました。

第一列の真ん中がフッカーと呼ばれるナカバのポジションです。

フッカー(掻き出すという意味を持つ)はスクラムの第一列中央にいて一番三番
を抱え込みます。
マイボールスクラムの際にSH(スクラムハーフ9番)が入れるボールを足でかき
だして後ろに送る仕事をします。

ナカバが挑む

そしてラグビーの華であるラインアウトのボールをするのもフッカーです。
この年から大久保グラウンドの練習場に行きましたが、試合での(最初だけで
すよ)ボッチこと久保晃一キャプテンとナカバの顔が怖く、先入観でなかなか話し
かけられなかったことを思い出します。

微妙なスローを行うフッカーは力技の中にとてもメンタルをあげることが大切です。
ナカバ選手は試合での怖い顔の他に、チームをなごませる笑顔を持っていて、
どの会場でも女性応援団が来ているほどの人気ものでした。

ぶあつい胸とイノシシのように盛り上がった型で密集から走り抜けてトライを得る
のもナカバ選手の魅力、バックスだけがトライをするのではないと教えてくれたの
もナカバ選手の活躍からでした。

残念ながら今は退団されて母校の後進の指導に当たっていらっしゃいます。
気はやさしくて、ものすごい力持ち、取材の5年で木曽選手とともに最もフォワード
でのトライを見せてくれた選手でした。

ナカバさん、またどこかの試合会場でお目にかかりましょう。
ファンとともにお待ちしています。

ヤマハへの応援の心はSEAESな二人でも書いています。



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