シャイなウィリー

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シャイなウィリー

ヤマハラグビー部のユーティリティプレーヤー”ネイサン・ウィリアムス”選
手はあらゆる場面で強いヤマハを演出する華麗なプレーヤーです。

オーストラリア出身の”ウィリー”は、3年前のオールブラックスのレオン・
マクドナルド選手入団時(その1年のみヤマハでプレイ後帰国)に、もう一人
の外人選手として入団しました。

誰もがスタープレーヤーとして注目したレオン選手の陰の支えとして、彼が
出場できない試合に出場、年間でもレオンに継ぐ得点を上げた実力は誰し
も認めるところ。

寡黙な選手で決して派手な言動もなく、黙々と自らのポジションを守り、チ
ャンスと見るや前に飛び出す。

トライ後のコンバージョンキック(トライした場所から下がった場所でゴール
を狙うキック)や、ペナルティキック(相手反則に対して与えられ、ゴールを
狙うキック)の名手としても知られています。

いざ!というときの”ウィリー”
必ず期待に応えてくれる選手として、ヤマハの攻撃を支えています。

シャイであまり多くを語らないウィリーは、静かに黙々と練習を重ねる。

今年のシーズン前、オーストラリアから戻ってきたウィリーが練習に加わっ
た日、大久保グラウンドで会うと、珍しく声をかけてきた。

「イチロー、ナイスひげ!」というようなことを笑顔で話しかけてくれた。

ヒゲを生やしたことを気づいてくれたウィリーは、じつはしっかりコミュニケ
ーションが図れる選手。

トップリーグ第7節、東芝に勝利した試合の最後のペナルティキックを決め
たのはウィリー。

ゴール裏で写真を撮る自分の向こうにウィリーが立つ。

シャイなウィリー

全ての報道カメラが隣に陣取り、この一瞬を待つ、ロスタイムの最後の
キックであると、誰もが知っていた。

角度がつき、決して楽に入るキックではないことを知る。

大きく肩で息をし、2歩3歩の助走から右足を振りぬく

ゴールを超えたボールが目の前に飛んでくる。

この瞬間、ヤマハの未だ見なかった東芝への勝利が決まったのである。

「ウィリーおめでとう」、メインに戻ってきたウィリーの肩をパンパンと叩いた
ウィリーは、シャイに微笑んだ。

対戦相手には最もマークされる選手の一人、かみそり切り込み隊かつ、
冷静なキッカー。

仲間にはシャイで、クールなふりをする。いいやつなのである。

ウィリー、応援しています。

ウィリーの活躍はヤマハラグビー部ファンサイト”トラジュビ”でご覧ください。


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