薄桜うすざくら

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薄桜うすざくら

木曜にギャラリーRoundtableで開催されています小間物屋ぶん屋の春待ちの
小間物展に行ってきました。

ギャラリーの茶室に広げられた半襟(和服の襟元を替えて楽しむ)などを見せて
いただくとその色の名を表すことができない。
日本の色には長い伝統があり、色の名があります。

それぞれの色を見て何を書けるか、そんな挑戦をはじめています。

今朝は薄桜(うすざくら)です。

前回の同系色、桜色では桜は花を見上げるからより色が薄くなると書いており
ますが、桜側から見れば春のはじまりを濃い色では飾りたくない。
日本を代表する花でありながら、桜はつつましやかな色で春を表そうとしており
ます。

桜は私は桜色よとも、桜色は私の色などといわず、ただそこに群れて咲いて春
が来ましたよと教えてくれる。 日本人同様とてもつつましやかなのです。

自分の名をつけられた桜色に、ちょっと照れまして薄く頬を染める。
そのような色が薄桜色でしょうか。

色白に薄く染まる色、はんなりと香るような色は、桜の心を表しているのでしょう。

守ってあげたいですね。


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