駱駝色らくだいろ

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駱駝色らくだいろ

色は生活の中にあり、その色を表すには自然の素材からその名をもらっている。
ゆえに色には比喩される対象の名をつけられているものが多くあります。

日本の伝統色の色とその名を見て何か感じたことを書いてみようと挑戦してい
ます。

今朝は駱駝色(らくだいろ)です。

動物園などで駱駝を見ること意外私たちは駱駝を知りませんが多くの物語の中
でその貴重な労働力、搬送力となった駱駝を私たちは知っています。
最近はエスニックなどという言葉でも表しますが、エキゾチックという魅力を私た
ちはアラビアなどの中近東の国のお話で覚えています。

また銀の月の光を浴びて旅をする王子様とお姫様が駱駝に乗ってゆく様子は
物悲しい「月の砂漠」の歌で思い出すことができます。

駱駝といえばこの季節、私も含めたおじさん族からすれば股引のこと、最近では
この「股引」が読めない方もありますが「ももひき(ズボンの下に着用する長い
肌着」のことを言います。

本物の駱駝の毛でつくるものもあるそうですが多くはウール(毛)ですから、寒い
冬にはもってこい、ズボンの裾から見えてしまうと「わー」とおじさんなのがバレ
てしまいますが、暖かさにはかえられません。

寒い時期の銭湯などにいきますと、ズボンを脱いだおじさんが駱駝を着用してい
る。若さではズボンだけで充分でも暖かく過ごすこの肌着があるとじつはうらやま
しい季節もあるのです。

駱駝は貴重な労働力です。労働する私たちも駱駝のようだなんてことを言います
と卑屈になってしまう。ポカポカの肌着を着て男たちは働く、これを見ておじさん
くさいなどと言ってはいけません。

しかし最近の女性が下半身に着用するあの長い肌着はなんでしょうね。
スカートの下から伸びる足に暖かそうなあれ、おやじの駱駝と同じようなものだ
と思うのであります。

暖かいんでしょうね。


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この記事へのコメント
 おはようございます。


> 最近の女性が下半身に着用するあの長い肌着

 「スパッツ」のことでしょうか?
 我々世代(3月までは同い年ですね)は「スパッツ」というといわゆるゲートルのことだと思ってしまうので、最初に聞いたときには混乱しました。
Posted by ちゆきちゆき at 2010年01月08日 04:25
ちゆきさん、おはようございます。
最近では「レギンス」と言うそうですよ。私たちにはとてもついていけませんね。
Posted by イチローイチロー at 2010年01月08日 09:34
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