2010年02月06日09:15
色を染めるには多くの染料の元となる原料がある、それは野の草であったり栽培される染料
専用の植物であったりします。
日本の伝統色のその色と名前から何が書けるか挑戦しております。
今朝の色は浅紫(あさむらさき)です。
紫は高貴な色であることは、お坊さんの袈裟の色が紫が高位を表すと聞いておりますから、
さて告別式などに参りますと気になって仕方ありません。
浅紫の原料は紫草(むらさきそう)だそうでこれに椿の灰汁と酢で色を出すのだそうです。
草を摘み、庭や山の椿を燃して灰とし、酢で鮮やかさを出す、どうやら染めている時の匂い
まで感じてきそうに思います。
一度ここ浜松の伝統産業である注染(多く手拭などを染める工法)の工場に行きますと酢
のような刺激臭がしていた。 今も酢は染めに使われているのでしょう。
この薄い紫は有名な辻が花の紫と同じなのだそうです。
参考にした先のサイトは言う、江戸時代に流行した江戸の紫を江戸紫と言い、赤みが強い
紫を京紫と読んだ。
時代と場所で色の使い方が違い、また流行色が生まれて伝えられている。
生活する地は着る人の気風も変わりますから、色の流行が違うというのも面白いものだと
感じています。
浅紫あさむらさき≫
カテゴリー │色字典
色を染めるには多くの染料の元となる原料がある、それは野の草であったり栽培される染料
専用の植物であったりします。
日本の伝統色のその色と名前から何が書けるか挑戦しております。
今朝の色は浅紫(あさむらさき)です。
紫は高貴な色であることは、お坊さんの袈裟の色が紫が高位を表すと聞いておりますから、
さて告別式などに参りますと気になって仕方ありません。
浅紫の原料は紫草(むらさきそう)だそうでこれに椿の灰汁と酢で色を出すのだそうです。
草を摘み、庭や山の椿を燃して灰とし、酢で鮮やかさを出す、どうやら染めている時の匂い
まで感じてきそうに思います。
一度ここ浜松の伝統産業である注染(多く手拭などを染める工法)の工場に行きますと酢
のような刺激臭がしていた。 今も酢は染めに使われているのでしょう。
この薄い紫は有名な辻が花の紫と同じなのだそうです。
参考にした先のサイトは言う、江戸時代に流行した江戸の紫を江戸紫と言い、赤みが強い
紫を京紫と読んだ。
時代と場所で色の使い方が違い、また流行色が生まれて伝えられている。
生活する地は着る人の気風も変わりますから、色の流行が違うというのも面白いものだと
感じています。
この記事へのコメント
酢酸は媒染(ばいせん)に使います。
色を布に染めて、その色を発色、定着、させることを媒染といって、その時に媒染材として酢酸を使います、主に赤系の色の発色になります、同じように黄色系にはミョウバンなどを媒染材として使います。草木染めを趣味で少しやってますので、私の知識ですから間違ってるかもしれませんが。江戸紫は歌舞伎や時代劇でお殿様などが病人の印として頭などに巻いてる色が代表でしょうか。気品のある色ですね。
色を布に染めて、その色を発色、定着、させることを媒染といって、その時に媒染材として酢酸を使います、主に赤系の色の発色になります、同じように黄色系にはミョウバンなどを媒染材として使います。草木染めを趣味で少しやってますので、私の知識ですから間違ってるかもしれませんが。江戸紫は歌舞伎や時代劇でお殿様などが病人の印として頭などに巻いてる色が代表でしょうか。気品のある色ですね。
Posted by けいこさん at 2010年02月06日 09:44
けいこさん おはようございます。染めを知らぬ者がきままに色を語りますが、こうして教えていただくことのご縁をいただきうれしく思います。これからも長く続けてまいりますので学ばせて下さい。ありがとうございます。
Posted by イチロー at 2010年02月06日 10:24