黄土色おうどいろ

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黄土色おうどいろ

土も見えない茶山を上れば、はるか遠くの町まで見える。
こ静岡県はお茶の産地、その中でも深蒸し茶で有名なのが掛川です。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。

「初の手摘みの日だよ」と聞けばもう落ち着かない。
さまざまな旬なものがあるけれど、お茶の初摘みは一番茶の中でも
その一番に摘む喜びの日なのです。

掛川の東端、旧日坂宿から粟ヶ岳に向かって10分ほど、粟ヶ岳のす
そ野に広がる茶園を東山と言います。

ご縁ありて2年、通わせていただき手摘みも見せていただいている。
その山は全山茶のみる芽(やわらかい若い芽)で覆われている。
まるで金色に輝きます。

冬の間に草を刈り、短く切断して干しては畝の間に敷き詰めてゆく。
この手間をかけることが東山がよい茶を生む伝統となっています。

山の茶園にのぼる道は急勾配、どこにも土は見えないほど敷き草
が被っている。
今年も、お茶の肥料の栄養のおこぼれをもらった、大きな蕨を見る
こともできました。

お茶の春の日のことでした。


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