鶯茶うぐいすちゃ

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鶯茶うぐいすちゃ

距離のわからない鳴き声が聴こえる。確かにそこらにいるはずなの
に、目で捉えることができない鳴き声があります。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるかに挑戦しています。

お茶の萌える季節ですよと、あるお客様にご案内していると、その
会社の女性スタッフが同行を希望してくれました。

もう2年通っている掛川の中山間地のお茶畑、そこで暮らし、茶を
育てている皆さんの心に惚れて通っています。

道案内をしながら途中の見晴らし台で一服すると、ホーホケキョと
高く澄んだ鳴き声がする。

「私、はじめて聴きました」と驚かれるのももっともなことに、きっと
何羽かの鶯が鳴き声の競演をしているのです。

「でもね、どこに棲んでいるのか見た人がいないんですよ」

鶯は萌えた茶畑に澄んだ歌声を響かせている。

よいところとは、なんのPRなどせずとも、この鶯の声だけでわかる
のです。

鶯たちは心清き山里のお茶畑を愛して暮しているのでした。


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