滅紫けしむらさき

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滅紫けしむらさき

歳を重ねてまいりますと、輝くような色は姿を消しますが、なんともいえ
ない重ねた色を出すようになる。 色は滅してこそまた値打ちがあるの
です。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるか挑戦しています。

長男の長男として生まれまして商売をしていた祖父と祖母に大切にさ
れましたから、ちょっとボンボン育ちの幼少期を送りましたから、わがま
まになってしまった。

足りないものなどない子供時代でありましたが、その後は裕福とはほ
ど遠く育ちましたが、欲しいものは共通してありました。
それは姉でありまして、お姉ちゃんと呼ぶ人が欲しくなる。

ありがたいことに年上の方には可愛がっていただきまして、いまだに
お姉さんと呼ぶ人を多く持っている。
どの姉さんも人生経験を多く持ち、話せばさまざまに導いてくれる大切
な姉であります。

少し背伸びをして姉さんたちの世界の話を聞けば、いつまでも追いつく
ことができないなと思うのであります。

滅紫 けしむらさきは、くすんだ紫だそうですが、これは高貴な人の使う
色であったそうです。
現代に高貴なというような身分はありませんが、人生を積んだ人は高貴
なのではと思う。
わが姉たちはどの方もすばらしい滅紫 けしむらさきなのではと思うのです。


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