2010年06月10日09:16
「あお」という言葉は不思議なもので、私たちが印象する通常色
の「あお」に加えて別な色を表すことがあります。
日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦していま
す。
信号の色は「あお、きいろ、あか」ですが、実際には「あお」は
緑色である。
あおはとても広義の色として使われ、たとえ緑であっても「あお」
として通している。これも日本の色名の面白さでもあります。
真っ黒で美しい毛並みの馬を見て「あおうま」と読んだり、その
名を「あお」とするのも同様で、真っ黒のことをも「あお」と呼ぶ。
それが認められ不思議とも思わせないところに色名の伝統があるの
です。
百群も「あおいろ」をしています。
青い空の色をさして「百群」という。
青い空に白い綿そのものの羊の群れが走る。あおの中に白きの群
を見つけてもなお、それは「あお」と言う。
わびさびだけでなく、おおらかな感性をも併せ持つこと、それは
私たちの文化の魅力なのです。
百群びゃくぐん≫
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「あお」という言葉は不思議なもので、私たちが印象する通常色
の「あお」に加えて別な色を表すことがあります。
日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦していま
す。
信号の色は「あお、きいろ、あか」ですが、実際には「あお」は
緑色である。
あおはとても広義の色として使われ、たとえ緑であっても「あお」
として通している。これも日本の色名の面白さでもあります。
真っ黒で美しい毛並みの馬を見て「あおうま」と読んだり、その
名を「あお」とするのも同様で、真っ黒のことをも「あお」と呼ぶ。
それが認められ不思議とも思わせないところに色名の伝統があるの
です。
百群も「あおいろ」をしています。
青い空の色をさして「百群」という。
青い空に白い綿そのものの羊の群れが走る。あおの中に白きの群
を見つけてもなお、それは「あお」と言う。
わびさびだけでなく、おおらかな感性をも併せ持つこと、それは
私たちの文化の魅力なのです。