露草色つくくさいろ

カテゴリー │色字典

露草色つくくさいろ

初めて人のために採った草だから、それも雨の中で採ったから露草の
青は梅雨の雨の色なのです。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるかに挑戦しています。

梅雨の雨の中摘んだから梅雨と結びついてしまった露草は6~7月だけ
の草ではありません、それから秋までずっと見ることができることを
知っています。

毎日毎日花を撮っていた頃がありました。毎日毎日の中にはきっと雨
の日があって、雨粒を乗せた花はとても美しいものでした。

毎日毎日花を探していれば季節はぐるり巡ります、そしてそれが何年
も続けば花のある所を想像できるようになるのです。

たしかこんな季節にあそこで見たはずだと行ってみれば確かにそこに
花がある。私たちが季節のめぐりの中で生かされ、しっかり体と心に
暦があることを知るのです。

露草とは雨の粒を想像するように、そっと咲いています。
そしてその花は梅雨をこえたって見ることが出来るのです。
花撮る毎日に雨の日があれば、その青は「ここよ」と手を振るように
目に入ってくるのです。
そして夏の日も秋の日にも雨粒をたたえて咲いているのです。


同じカテゴリー(色字典)の記事
カーマイン carmine
カーマイン carmine(2012-03-12 09:19)

鉄色てついろ
鉄色てついろ(2011-03-16 09:31)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
露草色つくくさいろ
    コメント(0)