若草色わかくさいろ

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若草色わかくさいろ

子供が小さいうちはどこに行っても迷惑をかけるから、広い公園の芝の
上にでも連れていき、弁当も持参で遊ばせる。
子供などどこでも遊べ、家以外のところで気分転換して遊ばせれば夢中
となって疲れて夜はよく眠る。そんなことを若い父親は考えていた。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。

時は流れ、中年はたまの居酒屋を楽しんだり、外食に行けば夜遅い時間
にもかかわらず連れられた小さな子供をみかける。
子供たちはかつてよりさらにストレス社会に育っているから、時に落ち
着きがなく騒ぎ、その親も困りながらも放置する。

子供がいる店が苦手なのは、注意しようにも親が気遣っていないからだ。
一見の親に諭すくらいなら、その店に身を置く愚かさに気づけばよく、
そそくさと退散する。

かつて若者たちも公園をその遊び場としていた。
多くの歌には草原や公園がその場として描かれている。

子供の頃から野に遊べば花をつないで首飾りができる。幼い日の知識や
経験は青年時代に生かされ、その女の子が心やさしくそういう遊びをし
ていたことを青年は知る。
知らない一面を発見して喜ぶことは恋の楽しさの一つである。

ほんの普段着のウェディングドレス、ベールの代わりの若草の髪飾り、
こんな歌詞の歌を思い出している。

小さな鞄に詰めた花嫁衣裳は故郷の丘に咲いてた野菊の花束、この歌詞
もしかりである。

若草色のレンゲの花畑の中に寝転んだ少年は、その青臭い草いきれを
胸いっぱいに吸った。そんな思い出がある。


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