憲法色けんぽういろ

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憲法色けんぽういろ

憲法などと言うとものものしい、憲法に色があるとすれば、それは
平和な色でありたい、誰もが愛する自分たちの色としてみたい。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。

じつはこの憲法とは、江戸初期の兵法師範吉岡憲法の染めた色だそ
うだ。黒に近いその色は剣術指南でもしていただろう人に似合う。

気まぐれにNHKの「竜馬伝」を見れば、ふだん見る時代劇と随分違う
のはその服装の汚れの見せ方だ。実際に幕末の写真を見ればどの顔
も真っ黒で、汗じみた格好をしている。

殿様以外はこれがリアリティであり、竜馬伝はなかなからしく演出
している。

ドラマとはリアリティがなくては心入らず、絵空事になってしまう。
トレンディドラマのように青年たちが暮らすのを見れば、ドラマと
は夢であろうが疑ってしまう。

汗まみれで汚れ、しわくちゃの服で演ずればだろうだろうと共感す
る。

錦絵に描かれた太夫の美しい衣装もリアルならば、その他は真っ黒
けの服にまっくろ汗まみれが世間である。

朝から晩まで働いて財産をこさえたという、わかりやすい時代の色
である。


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この記事へのコメント
こんにちは。
吉岡憲法って、たしか宮本武蔵と絡んだ一門でしたよね、京都の。
決闘して敗れて消滅したように小説などではなっていますが、実際は決闘の記録もなく、この染め物の工夫など、一門もずっと存続したようですね(←記憶曖昧)。
Posted by 中山(界屋)昭 at 2010年09月04日 13:24
中山さん、HFJでは大変お世話になりました。色が継がれてゆくように一緒に大成功させたイベントも繋げてまいりましょう。
Posted by イチローイチロー at 2010年10月09日 12:08
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    コメント(2)