イチロー的こころ（旧版）

黒がフォーマルならば、順ずる色に紺があり秋から冬には紺ブレ
ザーを愛用している。気楽でありされど失礼もない。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。

背広ならコートとなるところ、車社会の地方にいればコートは出張
アイテムになれどさほど用いることもない、ブレザーならばマフラー
を首に巻けばそれで充分である。

ちょっと寒い夜ならばちょいと襟を立てマフラーを首に巻いて歩け
ばそれはそれでなかなかイカシテいるのでは誤解しつつ使っている。

金ボタンなどは昼間より夜に光るものであり、ブレザーならば居酒
屋は避けてちょいとバーの止まり木にとまろうという秋の鳥となる。

カクテルなどの名など覚えられないからひとつ覚えで「ドライ・マ
ティーニ」とする。
洒落が分かる店ならばこれを「大盛り」でとお願いする。

果たして2軒に1軒は応じてくれ工夫しつつサービスされる。

食器の名も知らぬが果物やアイスクリームでも乗りそうな広口の
ガラス器で供されたことがある。

洒落であり大盛りであるから、これは面白いと隣の止まり木と話題
となる。オリーブの実カリリとやっていれば、「私も大盛りね」と
声がかかり、知らぬ同士ながら遠くの席とグラスのような大盛り器
をあげて乾杯となる。

薄暗いから、顔の判別ぎりぎりならばこんな楽しみもある。