卯の花色うのはないろ

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卯の花色うのはないろ

「卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きて忍び音もらす夏は
来ぬ」

夏を待つ気持ちは初夏の爽やかな風の中、なにもかもが夏に向か
う喜びにあふれています。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。

夏を待つ気持ちがあれば秋を待つ気持ちもある。
近づく本格的な秋を思えば秋は来ぬと歌いたくもなるのです。

「柿の実色づく庭に旅立つツバメ高く飛びて空に届けよ秋は来ぬ」

さて作詞の佐佐木信綱さんに失礼ながら秋を歌ってみる。
それほど秋を待つ気持ちは大きいものです。

今年の夏を思い出せば果たして例年のように美しい秋はやってく
るでしょうか、いつか見た紅葉の見事な場所を思い出しては今年
も会えるだろうかと考えてみるのです。

卯の花とはウツギのこと、その色の白さに豆腐を連想し、大豆の
絞り粕であるオカラをそう呼ぶようになる。
栄養たっぷりで安いオカラをおいしく炊いてオカズにこしらえて
くれる母の味を思い出すのです。

秋待ちの気持ちで「秋は来ぬ」と歌ってみたいと思います。


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