白鼠しろねず

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白鼠しろねず

カラカラカラとまわる車は鼠が回している。
ご存知ハツカネズミが回している。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦してい
ます。

不況となった今では残業があることは喜ばしいことになる。
働いた分だけ確実に稼ぐことができる。

かつて高度成長期には残業はうとまれた。働く機会などいくら
でもあれば、働くことに飽食してしまう。
まるで永久に仕事が栄え、右肩あがりであるうちは働く先など
いくらもあり、さらに上があると思わせてしまう。

まるでハツカネズミのように永遠に働かされると、時代の流れ
の中で私たちは思ってしまうのです。

そして不況、車を回し続けられるなら誰もがその車に飛びつき
回しはじめる。
どこかに止まった車があれば、何十倍もの申し込みをする。
誰もが車をまわすハツカネズミでありたいと希望する。

隣では何倍何十倍もの数とスピードで車をまわす鼠がいること
を私たちは知る。

さて、私たち白鼠はどうするか。
白鼠は何十年という現代歴史と文化のアドバンテージのみがあ
ると思っている。

時代はどの国でも同様に繰り返す。私たちはその現代歴史の通
るべき道を先に通過した国なのだから。


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