絹鼠きぬねずみ

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絹鼠きぬねずみ

短い毛なみ美しいビロードのようなネズミが進む。
目を上げれば隠れているものの、ちょいと目を離せばチョロチョ
ロと進み戸棚の裏に隠れてしまう。

日本の伝統色のその色とその名を見て何が書けるかに挑戦してい
ます。

じつは伝統色に「鼠」は多く存在する。ネズミはどの家庭にもい
て私たちと一緒に暮らしていた。
驚くほどもなくネズミは共に住み、チョロリチョロチョロと走り
まわる。その様子は人々の共通認識となり色名に使われている。

美しい毛並み光らせたネズミは私たちの食べ物を失敬する、それ
が同居する親しみを持つ理由ともなる。

ペットを飼っていなくとも自分で食べ物を探しそれを食べて太り、
走り回る元気を持つ動物と同居しているのです。

絹のような毛皮を持つ家族と共に暮らしている。
美しいと思うその気持ちが鼠を絹だと呼ばせている。

親しみを持って同居人の美しさを伝えている。

カタカタゴトゴトと騒ぐ元気な家族は家の栄えを表している。
絹なる鼠がいるからこそ、また安心して眠れるのである。

わが家にも鼠がいる。その音を聞き、チョロリと走る様子を見れ
ばまた今晩も安心して眠ることができるのです。


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