丼鼠どぶねずみ

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丼鼠どぶねずみ

どぶねずみと書くならば「溝ねずみ」と書くのが正しい。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦してい
ます。

どぶ(ドブ)は溝、かつては流しからの生ごみ類までが流れこ
むドブは家の横を流れで行き、しばしドブ掃除ともなれば臭い
ドブ泥を道路にあげるなかなか嫌な作業であったと思う。

その溝はより大きなドブに流れやがて川にたどりついたのだか
らかつての川はドブ泥流しとなりまた臭い泥の川となっていた。

アウトドア誌で読めばかつてのドブ川の代表だった多摩川には
多くの魚や水生生物が棲み、いまやあの四万十川より美しいの
だと言う。
ドブに気づけば水質を市民レベルの努力で改善しその心集まっ
た川は美しくなるという良き例となっている。

ちなみに溝ネズミは美しくない頃のドブを指す。
今ならば清流を作る源流まで美しいとなればそれはドブにあら
ず、清流の元、源流のネズミとなる。

ネズミは家につき、それが源流のネズミとなれば、それは源の
鼠となる、源家の鼠、なかなかあなどれない生き物である。

ちなみにドブの鼠が溝ネズミ、これは美しくなかろうと色の世
界では丼という字をあてたという。

決してかつても食べるものではないのである。


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