乾いた花に

カテゴリー │ヤマハラグビー部

乾いた花に

乾いた体に水を

ラグビー場の夏の情景のヒトコマを見つけた。

昔のスポーツは水を飲まないで我慢する。そんな思い出があったから、水を
常に補給する様子に当初は戸惑った。

スポーツ選手は常に水を補給しなくてはならない、今の常識であります。

夏の日差しがスプリンクラーで充分に水が撒かれた芝から一気に水を蒸発
させている。
若き選手たちは、水のような汗を噴出す体に、常に水を補給して練習を続ける。

「ウォーター!」、練習の区切り区切りにコーチが声をかけ、トレーナーが水を
選手に渡してゆく。

夏は氷をつめ、水を満たしたボトルが選手ひとまわりで空となる。
走り戻ったトレーナーは、また蓋をあけ、氷をつめ水を満たしてゆく。

水は喉をいやし、頭にかけ、体にかけて使われてゆく。

かつて、乾いたこの花に水を与えてくださいという歌があった。

スポーツ選手が華となって活躍するのにも、水を与えなくてはならない。

「ウォーター!」

トレーナーはひっきりなしに空のボトルを満たしてゆく


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