イチロー的こころ（旧版）

ヤマハラグビー部に登録する選手は毎年４５人ほど。

その中から試合ではスタメン１５人とリザーブ７人が決まる。
堀川監督はその週で一番調子のよい選手を試合メンバーに選んでいる。

ラグビーのポジションは１０種類、登録する選手は同じポジションが複数
人いてお互いに競い合う。

ぶつかりあい格闘技だといわれるラグビーでは、スタメンをキープする調
子のよい選手が故障すれば出場するチャンスを与えられるが、もちろん
どの場合も最高のパフォーマンスを示していなければ複数いるライバル
からポジションを奪うことはできない。

今年のヤマハはフッカー（最前列の中央２番）としてスタメンを多くキープ
した中林正一選手が退団した。

残るフッカーは３人、写真左の米倉選手、右の古川選手に昨年入団した
加藤選手となる。

昨日の公開練習でもライバルとして一緒に競いながら練習をし、練習後も
個人練習として二人でもくもくと練習を続ける。

フッカーはマイボールをラインアウト（サッカーにおけるスローイン）で自ら
のチームに確実にパスする仕事を持ち、フィールドでは早い参集を求め
られる。

先日のケビン・シューラー総監督へのインタビューでも、彼ら３人への熱い
期待を聞いた。
今年こそのチャンスが与えられた３人なのだ。

練習グラウンドから出れば、二人は気さくな青年たちだ。
共にかわいいお子さんを持つパパでもある。

今年こそその強さを応援してくれるご家族、我々に見せて欲しいと願う。

日々鍛錬し、試合週まで万全の調整をし、見事スタメンを勝ち取り、チーム
へ貢献してほしい。

スクラムを組むチームでフッカーは要となる。
２番の彼らが両腕を持ち上げ両側の一番、３番のプロップを両脇に抱える。

強き心のフッカーはスクラムを万全なものとする。

米倉、古川、加藤選手は今年最も期待するライバル選手たちなのだ。

がんばれ。