そうさ、昔はむかし

カテゴリー │音楽夜話

そうさ、昔はむかし

タバコをくわえたら・・ 何かを思い出したように音楽夜話を書こうと思い
ついた。

今晩は、音楽夜話の時間です。
今晩の話は「昔はむかし」という話にしたしましょう。

苦手なタイプのヤツに会うと、寄っていって友達になってしまうのが手で
学校でも職場でも、そんな風に生きてきた。

そりが合わなくとも、じっと見ているとどこかに似たところがあるもので、
心の中にするりとすべりこんでしまう。

もしかしたら、すべりこんだつもりが、手のうちに入ってしまったのかもし
れないけれど、仲間とはそんな風に心を通じ合えば、あとはうまくいく
ものであります。

少し歳をとると、苦手は苦手で認めてしまう。
多くの出会いの中で、全ての人とはうまくいかないものさ、と達観した顔
をして、それでも愛想よくしていれば済んでしまう経験を持っている。

でも以外なことに、少しそりが合わない奴だったり、違うセクトの奴が、人
生を面白くもし、克服して仲間になればぐっと近寄ったりするもので、面白
いものだと思うのです。

決して同じタイプは親友にはなれず、正反対の育ちと考えを持つもののほ
うが、自分を変えてくれるきっかけをつくるのです。

いつの間にか疎遠になった仲間たちがいる。

声をかければ、1秒もかからずまた元のようになれることを知っている。
ときどき思い出し、そうかそうかと毎日のことに追われていることを許せば
いつまでも、疎遠という1秒の向こう側には行けないのであります。

いつの間にか身にまとったのは、体重だけではなく、素直になれない心な
のだと気づいている。

やあ!と声をかければ、何十人もの仲間が舞台に踊り出てきて、一緒に
愉快に暮らせるのにとも思うのです。

疎遠の薬は、「やあ、久しぶり」という言葉だけなのです。

そうさ、昔はむかしと思うのは、いつの間にか偉くなった振りをしている心
なのです。

昔も今も心で一度結びついた仲間とは、つながっているのですから。

昔は懐かしむものではありません、そこから続いている自分をちょいと過去
に戻してみるだけ。

そこにはかつての仲間たちが、走り過ぎていったつもりの自分を少しも変わ
らないで待っていてくれるのです。

今晩は、さだまさしさんで、「交響楽(シンフォニー)」をお聴きください。

私、いつの頃からか彼に苦手意識を持ったのです、でもね、聴いてみれば、
この曲を聴いた頃から何も変わってはいないのです。

交響楽は、心響かせあって奏でる言葉ですものね。

やあ、久しぶり!とこの曲を聴いてみましょう。


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この記事へのコメント
一度でも、心のケンカをした人間は
忘れる事が出来ません。
今 そんな友が、周りに居てくれる事が
嬉しくて  嬉しくて
Posted by ichioichio at 2008年04月09日 00:54
ichioさん、一度だけ殴りあいをしたことがある
友達を思い出します。それだけ熱いライバルだった
だから友達になれました。
Posted by イチロー at 2008年04月09日 09:20
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    コメント(2)