焼き物をのせる

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焼き物をのせる

焼いたものをいただく。

網に乗せてコガッと焼いたのは、昨晩の楽しみ会で出た大福である。

寿司屋さん手づから焼いていただいた焼き大福を乗せた皿が出て、
座は料理に続いて盛り上がるのは、焼き大福という秋の演出であり
ました。

馴染みの店は末広寿司といい、寿司職人は女性である。
浜松駅南口の西側の道を歩き信号を渡れば次の角に見えてくる。
歩かせないところと、ちょいとつまみに行けるお店として使っている。

席にはズシリ黄金の稲が垂れて迎えてくれる。そういう心配りの店
なのです。

さて焼き大福、誰もが火鉢やストーブの上で餅を焼く思い出を持つ。
今や上にヤカンを置くストーブも見かけなくなりましたが、餅のふくら
むのを待ちながら過ごしたことが誰にもあるのです。

網の焼き目やブスリと焦げたところが、餅をさらにうまくする。
あちちと手を焼きながらいただけば、たっぷりの餡があたたまり、
餅が伸びる楽しさで夢中になる。

かつて餡に衣を薄くつけて焼く、きんつば焼きの実演を見ております
と気づいた職人さんが分けてくれたことがありました。

焼いた餡はうまいものでホコホコしてたっぷりする。

昨晩は餡が餅にくるまれていた。これは米、餅そのものなのです。

迎えてくれたのが黄金の稲穂なら、たっぷりの焼き餅で締める。

寿司屋のあがりに焼き大福、これもあり。

うまいものをいただけば、ありがたい両親にも食わせたいとも思う。
秋の豊かさは心まで豊かにし、分け合う喜びを想像する。

15日が満月、お月見である。 この福ツキ餅、両親への大福を届け
たいと思うのです。

※写真提供:「Round table」ギャラリー通信!どの


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