どんぐり転頃

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どんぐり転頃

ドングリが落ちる頃、台風のような大きな風が過ぎると、気づかなかったところに
ドングリがたくさん転がっています。

まだ青い実は、しっかり帽子をかぶったまま、まだまだ茶色く熟れる前に落ちて
しまったのでしょう。

少し残念ですが、いっぱい落ちているから拾ってみました。

僕が毎週取材に行く、ヤマハ大久保グラウンドは、ドングリの木がたくさんある
のです。

植樹された場所には、マテバシイの長くて大きな実が、きっとかつて森だった
ところには、こんな小さなドングリたちが転がっています。

じつは、一本だけ椎の木を見つけてあって、そこには小さくて先のとんがった
椎の実がたくさん落ちるのです。

小さい頃、ドングリでなく、椎の実を拾っておいでと、父に言われ、近くのお宮の
椎の木の下で大きな実だけを拾ったことがある。

椎はフライパンで父が炒ってくれて、少し殻に焦げ目がつくぐらいなものを、爪
でパリッと割って、白いきれいな実を食べるのです。

今ならナッツ類がありますが、当時の”ナッツ”椎の実はとても美味しいおやつ
になりました。

この秋もラグビーシーズンがはじまります。 あいかわらず毎週の大久保通い、
ドングリの実が茶色に熟れて、転がる頃を迎えるのでしょう。

地面から近かった小さい頃の思い出があるのです。

今は、どっこいしょと腰をかがめ、ドングリを拾うのもちょっと大変。

少年は、いつしかおじさんになりましたが、まだドングリの実を手ににぎりしめ
昔のことを思い出すのです。

そうそう、こんな歌がNHKのみんなのうたにありました。

小さな木の実” お聞き下さい。 もう秋は近づいてきましたよ。


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この記事へのコメント
私も時々、草むらに横たわったり
路肩に座り込んでみたり
大人の目線、そして車で毎日通っていても気がつかない
小さな、何かを見つけるのが好きです。
Posted by エリーのお父さん at 2006年08月28日 02:52
エリーのお父さん先輩 おはようございます。
そういう時間をつくり、静かにしていたいですね。
せちがらい世の中だから特にそう思うのです。大事にしてきましょう
Posted by イチロー at 2006年08月28日 10:05
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    コメント(2)