ひまわり

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ひまわり

かあさん、あの”ひまわり”はどうしたでしょうね。

僕の背丈よりも大きくなった、あの夏のひまわりです。

小学生の僕は団地に住んでいて、小さな庭にひまわりの種を蒔いたのです。
花の種なんて蒔いたことはなく、学校で教わったとおりに、しゃべるでフカフカ
にした土に、指で穴をあけ、一列に蒔いたのです。

その”ひまわり”は観察日記が毎日つけられるほど、ぐんぐんと大きくなり、
初めて花のつぼみを僕に見せ、やがては背丈よりも大きくなったのです。

僕の手首よりも太いほどの茎はちくっとするような肌をしていたように思える
のです。

そして、天に向かって開いた大きな花は一日中ぐるぐると太陽を追いかけて
いましたよ。

僕はその実が黒く熟して収穫できるまで、毎日自慢で仕方がない”ひまわり”
でしたね。

あのひまわりの種、きっと巨大ひまわりの種になったと思うんです。
かあさん、あのひまわりは、どこへ行ってしまったのでしょうね。

ひまわりは、僕らに勇気をくれる花です。 

たとえばひまわりの姿みたいに、ひとつだけ信じて生きてみたくて
誰のために咲くかよりも、背を伸ばしてきれいでいよう。

そんな素敵なことを教えてくれる歌があるのです。

今晩も みんなのうたから、”ひまわり”をお聴き下さい。

勇気をいただけますよ。


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