力などないのなら

カテゴリー │音楽夜話

力などないのなら

時が経ってしまうほど、忘れてしまいたいことがあるよね。

フォークの旗手として、歌詞があまりにも難解だといわれたボブ・ディラン
のように、伝えたいことを溢れさせて吉田拓郎が登場する。

日本語の歌詞は音符一つに一つの文字を乗せる。 
英語では歌詞を音符一つに一つの言葉を乗せる。 

これが日本語の歌にメッセージをのせにくくしていると聞いています。

つまりはは、love is real という歌詞には音は3つ、それに日本語を乗せ
たとすれば、あ い う となり、意味をなさない。

これに挑戦するアーティストがたくさん現れたのは、また日本語の特性を
生かしたことだったのでしょうね。

さて、拓郎さんも伝えたいことを歌詞に盛り込み、早口きわまりない歌い方
で機関銃のように伝えてくれる音楽家なのです。

これを”拓郎節”として聞く我々は、他のアーティストに書かれた曲でも、
吉田拓郎の歌だと気づく特徴になった。

ゆえに彼には限りない独創性があるのです。

高校の夏休み、東京の美大進学を目指して友人が夏季講習に出かけたの
を訪ね、フォーク青年は東京へ向かいます。

原宿はあの頃の文化の中心、原宿駅を歩く青年は10cmもヒールのある靴
をはき原宿を歩きまわる。

夏休みに初めてかけたパーマは、その夜の洗髪で見事に舞い上がり、かの
井上陽水チック、そんな夏休みに目指したのは、ペニーレーンだったのでした。

もちろん、バーボンを飲みにね。

今夜は、吉田拓郎さんで”ペニーレーンでバーボンを” お聞き下さい。

どうせ力などないのならと、飲んだくれるのも、生き方でしたね。


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この記事へのコメント
今度一緒にバーボン、飲みましょうね!
Posted by AL at 2006年10月03日 23:24
ALさん、アルコールさんでもありましたね。
なんでもこい!です。しかしスキットルほしい!
Posted by イチロー at 2006年10月05日 00:55
今度スキットル探してみますね!宝探しみたいでいいじゃないですか!

乾杯ーーーい!

今週はバスでなく新幹線で花園入りします。
Posted by AL at 2006年10月05日 01:27
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