藍鉄あいてつ

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藍鉄あいてつ

人の幸せとはどこにあるかわからず、たとえ不幸に生まれ育ったからといって
不幸のままであるはずがない、不幸であったからこそ幸せを作り上げることが
できるのです。

日本の伝統色のその色と名前から何ができるかを挑戦しています。

人は誰も愛情深く育てられるかと言えば昨今のように虐待される子供がいる。
誰にも手を差し伸べられることなく命を落としたことを聞けば私たちはこの時代
の歪みを知るのです。

一昨日、母に捨てられ父を亡くし祖母一人に育てられた娘がよき人と結ばれ
七人の子供と食卓を囲む幸せを作り上げたという番組を見ました。

彼女は言います。「幸せすぎて怖いほどです。がんばります」

一人ぼっちから二人となり、七人の子に囲まれて毎日を暮す喜びを得た彼女
はこれが幸せなのだと言い切る。

一年生になる娘がランドセルを背負った姿を見て輝くように笑う。
母となった彼女は自分がランドセルを背負っている姿を見ているのです。

子への愛情とは自分が果たせなかったことをしてあげることでもよい。

巨人の星の星一徹はちゃぶ台ころがし親父だと印象付けられていますが、
ルーキーイヤーに9連勝をして新聞に「巨人の星」と書かれたと息子が電話
してくると、口ではまだまだだと言いながら電話口の彼は泣くのです。

親が果たせなかった夢を子に託す。
それは普通の幸せであってよい。

私は風邪の看病をしてもらったことがない、だから子供にはひっついていた
いんですと母は話す。

27歳にて7人の子をなして怖いほどの幸せをかみ締める。

事件事故の詳細報道より、豊かなる心を報道する意味を私たちは知って
いる。 感動の番組を一年の中の24時間だけとしてはいけない。


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