利休色りきゅういろ

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利休色りきゅういろ

狭い口からにじり入ればその空間は亭主と客のみが居る空間
となる。
お茶の世界はまさに小さな一つの宇宙を創ることからはじま
るのです。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるかに挑戦してい
ます。

利休といえば茶人、戦国の大名たちはこぞって茶を学んだだ
けでなく茶室を密談の場所としたと言われています。

その空間の中に入れば身分も敵味方もなく亭主と客という
関係だけになる。
そこで話されたことがあの時代を作り上げていた。
戦う前に交わされる密談の場所に茶は利用されていたのです。

亭主はもてなし、客はその茶を口に含み、誰もが近づけない
空間の中で静かに時代を読み創ってゆく。

一服の茶は武将たちの先を決めていた。
道と言われるものは生き方となりますが、まさにその時の
茶道は生き方を決めていたのです。


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