梅幸茶ばいこうちゃ

カテゴリー │色字典

梅幸茶ばいこうちゃ

流行というものは巡るものであった時代がありました。まだどん
なものが流行するかは人次第だった頃、流行は突然どこかで生まれ、
人づてに伝えられて大きな時代の文化となっていたのです。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。

現代の流行は産業が主導しています。
例えば色、春には既に秋から冬の今年の流行が生み出されます。
そして生産を始めていき、その季節には今年の色を持つ柄などを使
った商品が販売されるのです。

考えてみれば流行を決めている中心があり、そこが決めたものに沿
って無駄なく売れるものを作ってゆくことが経済を潤している。
私たちは流行を刷り込まれ、また知らずともその年の色を着ること
になる。

そして来年はまた”決められた”色の路線にそった服を遅れまじと
買うことになるのです。

梅幸も歌舞伎役者です。歌舞伎も興行という産業ではありますが、
梅幸という一人の着るものから流行色が作られていた。

まだまだ小さな産業だった頃のファッションは、歌舞伎からはじま
ることもあったのです。
そしてそれはとても小さな流行として育てられていったのです。


同じカテゴリー(色字典)の記事
カーマイン carmine
カーマイン carmine(2012-03-12 09:19)

鉄色てついろ
鉄色てついろ(2011-03-16 09:31)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
梅幸茶ばいこうちゃ
    コメント(0)