天色あまいろ

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天色あまいろ

空が何故水色に見えるかと問えば、深い川の淵を見ろと教えられる。
光の中で最も強く見える色を私たちは認識して青色の空と海を見る。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。

月の荒涼とした地平線から青い地球が昇るのを見た。
もちろん自分が行かなくともそういう景色を私たちは見ることがで
きる。

地球は青かったとガガーリン少佐が言う前から予想もついていた地
球の青さは、その言葉によって世界に認識された。

同じ青に見えても海はまた違い、太平洋沿岸育ちの子は200mほど
の大陸棚の向こうとこっちで青の色が変わることを知る。

伊豆の西海岸、海沿いの崖道を南下すれば遠くに白浜が見えてくる。
砂が白い海岸の海の色は格別で、また見ぬ沖縄や南国の島々の青も
かくのごとしだろうと想像する。

白浜に降りて青き色を確認するまでもなく道は白浜を越えて高い位
置に上る、そして振り返った白浜の水はとてつもなく美しい青色を
している。
コバルトブルーなのだと言う。昔々の画家が体を蝕むことを知りな
がらその発色の美しさから重金属を含んだ絵の具を使っていた。

フェメールの青色である。空も海もそんな色をしている。


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