イチロー的こころ（旧版）

クレヨンにはあっても絵の具の中にない色、小学校になるとクレ
ヨンから昇格して絵の具で絵を描くこととなります。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦していま
す。

肌の色を描くならば「肌色」という色はありません。
人は光の中にいて、光に照らされていたり陰をつくっていたりと
単色では表せません。
青であったり、赤であったりとさまざまに肌は見えているのです。

それでも肌色は存在する。
なぜならば肌という身近なものを総称する「肌色」がなければ
私たちの体の色を伝えるのに不自由なのです。

けれど肌色と呼ばれる色は、私たち黄色人種、それも伝統色を生
んだ日本人の肌の色を総称しています。

肌の色はさまざま、その呼び方もさまざまです。

肌の色は一色で表すことができませんが、日本の伝統色の中には
確かに私たちの肌の色を表す色が存在する。

その色は日本の伝統色のその色と名前を表しているのです。