薄萌葱うすもえぎ

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薄萌葱うすもえぎ

葱を毎朝食べている。冷凍されたその葱を味噌汁に入れると香り
高い朝の味噌汁となる。それに七味唐辛子をふりかけて食べれば
カッと体が温まり、汗が出て朝の元気のひとつになる。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦していま
す。

葱とは細くはかなげな植物です。萌えるという言葉も若くてはか
なげでもある。そしてその色は薄い緑だと言うのです。

葱はとても強い生命力を持ち、畑に萌え出て育ちます。
どうしたわけか、畑から出て広がっている場合もあります。

わずかな風にもそよぐその薄萌の様子はそれの持つ強い朝の刺激
を思わせることはありません。

もし葱がなければ七味がなければ朝の味噌汁はうすぼらけた味に
なってしまいます。
まだ眠りの淵にいるような朝の食卓で今日一日がんばろうという
応援をくれるのは、薄く刻まれた葱なのです。

細い細い浅葱が小さな花をつけている様子はまさに「薄萌葱」の
色、それでもピリリと刺激して朝の元気をくれるのです。


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