椅子の文化

カテゴリー │シトロエンC2

椅子の文化

足、腰は大切である。
椎間板ヘルニアが痛む身としては、座るものを一番大切に考える。
腰が沈むソファはだめ、適度に硬く、座面の奥が腰を支えてくれる椅子が
いいと、普段から気をつけている。

車はその際たるもの、シートがよければドライブは楽しい、逆ならば苦しみ
となる。そんな車はいけない。

さて、フランス車、それもシトロエンとなれば期待されるのは、シートの出来
である。

いつもドアをあけこの角度でよきシートと対面するのが楽しみ。
シトロエンの実質的なベーシックであるシトロエンC2も期待をうらぎらない
シートを持っていた。

一見、サイドがせり出したスポーツシートのように見えるが、腰をシートバッ
クに押し付けるように座れば、腰を後ろから押し出すように支えてくれる。

「ちゃんと椅子にすわりなさい」の教えではないが、この座り方でまずはシー
トの具合を確かめれば、それがロングドライブにむくかがわかる。

シトロエンC2は合格、クラス上のサイズを持ち、コストがかかっていること
がわかると、「椅子の文化の違い」といわれるフレンチの魅力に気づくのだ。

C2はミニほどの大きさだが、沈みこんで座るシートではなく、シートを高め
に調整すればベンチタイプの座り方となる。
これでも180cm、座高が高い頭の上には空間ができる。
試しに、シート横の大きなハイトアジャスターレバーをひくと、ドンとシートが
落ち、頭上にはかなりの空間ができる。
これなら、沈み込んだ乗り方もできる。

目線高く運転する場合は街のチョイ乗りに便利であり、スズキのワゴンRな
どがその代表となる。
反対に、低くすればロングドライブにむいている。

視線を遠く、どこまでも続く150号などを走れば、囲まれ感のある低い視線
が楽しい。
シトロエンC2はそのどちらにも対応できるシート高調整ができると実感した。

長く車に乗ると腰がね・・・という方にはフレンチは期待できる。
椅子の文化の国は、椅子に長く座り楽しむ生活はいかが?と提案してくれる。

フレンチカーの誘いは、バカンスなる遠距離への誘い、それも腰の痛みを伴わ
ずという誘惑である。

連れ出してくれるのは、じつに車ではなくシートであった。
腰痛持ちには歓迎なのがフランス車である。

シトロエンC2はこんな車、浜松ではシトロエン浜松が扱っています。

椅子の文化

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この記事はシトロエン浜松”フジオートステーション”の山下さんのご厚意と、
ランドマーク・プランニングのemuさんの声かけで行った試乗記より書き綴ります。


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