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フランスといえばシャンソンである。

語るように人生を歌い、私たちはまるで映画や小説のように歌われる人生を我が
人生になぞらえて頷き、涙し、力づけられてきた。

「大人の歌」として楽しまれてきたシャンソンに今から35年ほど前、新しい潮流が
生まれたのです。

こんばんは、音楽夜話の時間です。ホリデイ最後の夜をお楽しみでしょうか

今晩は、ミッシェル・ポルナレフの「Holiday」、邦題「愛の休日」をお届けします。

ラジオのランキング番組に流れてきたフランスの曲、高く澄んだ歌声はシャンソン
としてでなく、フレンチポッポスとして紹介されました。

最初の曲は有名な「シェリーに口づけ」、フレンチポップスらしい軽快でオシャレな
曲がヒットすると、ポルナレフは路線を変えてロマンチック路線となり、多くのファン
を獲得します。

当時海外の曲は「洋楽」と呼ばれ、意味まではわからずとも、ロックがそうである
ように感性に響いてきた。ロックは我々の体を揺さぶるように響き、音楽の要素に
リズムがあることを教えてくれました。

ポルナレフが揺さぶったのは我々の心、まるでロマンチックな映画のサウンドトラ
ックのように心に響いてきた。
もう、忘れられようとしていますが、その頃には「映画音楽」という音楽ジャンルが
あり、私たちは楽しんでいたのです。

ポルナレフの歌は映画のない映画音楽として、我々それぞれの恋愛気分な時に
多く登場したものでした。

BEATLESの「ミッシェル」しかり、フランス語の詞はわからずとも、充分に「いい
かげんな雰囲気でなおそれらしく」鼻歌で口づさめるものですね。

愛の休日、愛のコレクション、悲しみの終わるとき、渚の思い出

全てはまるでスクリーンの中の恋を歌っているようでした。

今晩はホリデイの最終日、ミッシェル・ポルナレフの「Holiday」をお楽しみ下さい。

動画の彼はちょっと陽水チック、いずれ天才とはこういう容貌なのでしょう。


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この記事へのコメント
こんばんわ。過日はどうも~でした。

今日の新聞に出ていましたね。ミッシェル・ポレナレフ!
60なんぼって書いてありました。

若かりし頃はレコードを買って聞きました。…「シェリーにくちづけ」
黄色っぽい、めがねを掛けた、ジャケットが懐かしいいですね。

今後の記事を楽しみにしています。宜しくです。
Posted by MCしま~ at 2007年07月16日 23:17
久しぶりに、彼のレコードを聞いてみたくなりました。
あの頃、曲は大好きだったのですが、ジャケットの写真が
なんや、このおっちゃんは?って想った、記憶があります。
Posted by ichio at 2007年07月17日 00:56
しま~さん、コメントありがとう。
先日は楽しい時間ありがとうございました。
毎日少しづつ音楽に触れた話題を書いていきます。
よろしかったらお読み下さい。

ichioさん、コメントありがとう。
我々世代の共通のミュージシャンですね。
なかなか聞くことがなくなりました。
Posted by イチロー at 2007年07月17日 12:19
きゃぁぁぁぁぁ~~!懐かしぃ~^^

ここで再び彼に出会えるなんてっ!v(^^)v

大好きでした! レコードは全部買ってました!

あぁ あのレコードは どこへやってしまったのでしょう・・・

と、言う事で 聞かせていただきます!

イチローさん、素敵な思い出をありがとう~♪(/・(∀)・)/
Posted by サプリメント管理士 at 2007年07月17日 23:14
ichioさん、コメントありがとう。
僕は「愛のコレクション」という別の曲のタイトルに惹かれました。
彼の世界はロマンチックですね。

サプリメント管理士さん、コメントありがとう。
同じ世代はポルナレフを聞いておりました。
まだ活躍とは、我々、まだできますね^^
Posted by イチロー at 2007年07月18日 10:25
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