イチロー的こころ（旧版）

「クララは歩けるとしか思えないんですよ」

アルムの山小屋でオンジはクララのおばあさまに言う。

「子供たちだけの暮らしの中であの子が自分から立ちたいと思えばきっと立てるの
です」

こんばんは、音楽夜話の時間です。

今宵は有名なアルプスの少女ハイジの一節からはじまります。

「クララは今まで大人が助けてくれる暮らしをしてきましたが、ここでは違う、子供だけ
の暮らしの中でみんなに迷惑をかけているという意識が、クララを立とうという気持ち
にさせるのです」とオンジは言うのです。

山のお花畑に一人では行けないクララを毎日背負って登るペーター、お花畑の中を
自由に走り回るハイジを見て、クララは少しづつ勇気を持つようになる。
それは大人が助けてくれる生活では得られない心なのでした。

アルムの山で育ったハイジはとても優しいまっすぐな子です。
都会で大人に助けられて暮らす足の悪いお嬢様のクララと出会い、何区別すること
なく友達になったことでクララの暮らしは大きく変わりました。

ハイジの言うアルムの山の上のお花畑を自由に駆け回る目標を持つことができたの
です。

人と人の出会いは不可能を可能にする”奇跡”を起こす。

我々はクララの足が立つように精一杯応援し、勇気づけるハイジやペーターを友達に
して育ちました。
そして、見守ってくれるオンジやクララのおばあさまのような大人が私たちを包んでく
れているのを知っておりました。

人と人の出会いはまっすぐに生きるなら”奇跡”を起こす力ともなる。

この歌は小さい頃だけでなく、大人になっても”奇跡”は起こるよ、と教えてくれます。

さあ、今晩は荒井由美さんのあまりにも名曲「やさしさに包まれたなら」をお聴きください。

あなたと一緒に”奇跡”を起こしましょうよ。

さあ、クララ一緒にアルムのお花畑に行きましょう。

＜おしらせ＞
まもなく０：００からこのブログポータル”はまぞう”は２４時間のメンテナンスに入るそうで
す。さて、明日の２３時にはまたお目にかかれるでしょうか

ますます便利になり、活用される”はまぞう”に期待しております。
それでは皆様、次回も音楽夜話でお目、お耳にかかりましょう。