イチロー的こころ（旧版）

フォークソングを好きになると、誰もが通る練習曲があり、教則本を買っても、歌本にも
誰もが知っている簡単なギターコード付の曲がならんでいます。

Ａｍからはじまる小さな日記あたりからはじめてギターを弾けるようになり、ギターが弾
ければ学校に持っていき、昼休みや放課後に弾いてみんなで歌う。
「指がつりそうだ」なんて思いながら次第に難しいコードを覚えていくのです。

こんばんは、音楽夜話の時間です。

小さな日記などと並んでよく歌われた曲に「竹田の子守唄」がありました。

フォークコーラスの”赤い鳥”の歌う名曲で、知らず知らずに聴いて知っていたこの曲は
誰でも歌える曲として愛されておりました。

新井潤子さんの澄んだボーカル、コーラスで「ねんねんよ、ねんねんよ」と重ねる平山泰
代さんのパートを女の子たちが担当し、我々はギターを弾きながらそれに声を重ねてい
く。

”恋”への憧れを歌う歌が多い中、正統派のフォークコーラス曲として愛唱されておりま
した。

竹田の子守歌を調べると、京都で生まれたこの曲は部落差別の村から生まれた曲だ
として曲そのものも差別をうけ、ラジオなどでの放送を自粛させられたとあります。

聞いていても、生まれたところだけで差別をされるこの問題をしっかりと受け止めたこと
がない。

悲しい差別と差別を広げる心は、もう消えたのでしょうか

我々はこの曲の美しさの影に子を負い、澄んだ声でこの曲を歌う女の子の姿を見るの
です。

思想、宗教、政治などには触れないこのブログですが、この曲を紹介するのにみつけた
ページを今夜は紹介したいたいと思います。

こちらのページのＢＧＭに赤い鳥の「竹田の子守唄」を聴くことができます。

差別などは許さない。私たちは美しい曲にこめられたメッセージを受け止めましょう。