旅立ち

カテゴリー │音楽夜話

旅立ち

18で上京し、東京の下町に住んだ僕は、仕事が終われば何もすることもなく
近所を自転車で走り回る毎日。

そこで小さなレコード屋さんを見つけた。
給料で買ったステレオで音楽を聴くのが唯一の楽しみ、毎日郵便箱を見ては
こない手紙をせつない思いで待っていました。

ある晩、いつものレコード屋さんでレコードを漁っていると、有線から流れて
きた曲に耳をとめた。

「私の瞳が濡れているのは 涙なんかじゃないわ 泣いたりしない この日が
いつか来ることなんか あなたと出合った時に 知っていたはず・・・」

おばさん、この曲 これ この流れているのください。

おばさんはその曲を調べてくれ、レコードを手に入れた。

松山千春さんの 旅立ち という曲でした。

卒業とともに、東へと向かう列車で 華やいだ街へ 向かった僕は 

下町で働く生活に、夢を持てないでいた。

19歳、ギターを弾いても 一人きりではつまらない 

切なく別れを歌う松山千春さんの声 届かない手紙を待つ毎日

もう一度、こんな曲を作って歌いたい。 僕はそれから仲間を探し始めたの
でした。

青春期の 旅立ち  アーリー松山千春は僕の青春の歌でもありました。


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この記事へのコメント
うおっ!
今度は千春ですかい?
うーん、いい所突いてくるなぁ~
青春時代(トップギャランじゃないよ。笑)を思い出してしまいますね~
これで『NSP』とか出て来たら、涙ポロポロ状態ですねー
(マイナー思考なんで・・笑)
Posted by at 2006年06月15日 09:05
千春 良いっすネ~
カラオケでも ずいぶん唄いました。
松さんの NSP も懐かしいなぁ~
ふーゆーが~来る前に~  ってね。
Posted by EもんRにぃ at 2006年06月15日 21:55
松さん、それは定番ですよ。 もう既にNSPは書きすぎちゃったなあ
それ泣けるもんなあ・・

Rにぃ みんなが遊びに行くのになかなかいけないゾ
ふ~ゆ~ は紙ふうせんだぞ! 古いものを愛さなければいけないぞ!
Posted by イチロー at 2006年06月15日 21:57
あちゃ~
こんがらがっちゃった ごめんなさい。
Posted by EもんRにぃ at 2006年06月15日 22:40
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