郁代さんのピアノ

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郁代さんのピアノ

2日続けて仕事中はピアノを聴いている。仲道郁代さんのピアノである。
そして2日続けて女性の話を書く、少し照れながら好きな人を文章に書くのは
キーが進む、まるで郁代さんのピアノのように軽やかに進む。

ピアノを弾きながら彼女はその音を口づさむのように進む、時に激しく時に優
しく。楽器の王様を彼女は弾きこなし、私はこんな人よと紹介してくれるのです。

仲道さんのプロフィールを読めば、仙台生まれ浜松育ちとあり、一つの共通点
を見つける。そうここは浜松、音楽の街であり、人は楽器の街だよとも言う。
いずれにしてもピアノの街で育った郁代さんのピアノを聴くのです。

ピアノが弾けたならとピアノが弾けない私たちは思い、でも思いなおしてこん
なすばらしい演奏を聴き、心豊かになるほうがもっとすばらしいとも思うのです。

楽器は雄弁で、もしプロフィールを知らなくともその演奏を聴くだけでその人が
見えてくる。曲が変わればまた彼女の違う一面を見つけることができる。
それはどんなによく書けているプロフィールより分かりやすいのです。

彼女がトロイメライを弾く、トロイメライは白昼夢という意味だと言う。
仕事のキーは彼女のキーとシンクロして進み、いつの間にか白昼夢の中で
時間が過ぎてゆくのです。

ピアノを聴きながらの仕事は心を豊かにしてくれる。
同じようにキーを叩きながらも、郁代さんのように豊かな表情に書けなくて
残念に思っている。


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