肥後煤竹ひごすすたけ

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肥後煤竹ひごすすたけ

まつり近づく。ここ浜松でまつりと言えば凧こと浜松まつりのこと、毎週末は凧の
寄り合いがあり、来月からの本番までの準備を進めているのです。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるか挑戦しています。

今朝の色は肥後煤竹(ひごすすたけ)です。

日本の旧藩と県名が結びつかないことが多くあります。
それが越後ちりめんとか、伊予柑だの産物の名前にでも残れば気づくものの、
なかなかそうもいかない。

その中で肥後は熊本であると覚えられるのは、手毬歌があるからでしょう。

「あんたがたどこさ」と出身地を尋ねるあの歌、「肥後さ、肥後どこさ、熊本さ」
と聞いて覚えたからでしょう。

歌とは面白いもの、遠くの人が遠くを思うこともありますが、それぞれの土地
だけで支持されるものがあります。

かつてのフォークソングの頃、岩手県出身のNSPというグループがありました。
彼等の歌の一曲に「八十八夜」という歌があります。

もちろん全国の人に聴かれ歌われた歌でしたが、それがやはり茶処である
静岡県で最も売れたと言う。

八十八夜と聴いておらが土地の歌だと思ったのかどうか、この歌は明日嫁ぐ
娘が整理する机の奥から捨ててしまったはずの色褪せた写真を見つけると
いうドラマがあるのです。

セピア色の写真から八十八夜の萌える緑へ。
旧き思い出から幸せになってゆく前の夜の心象を歌うのでした。

お茶のお話になったところで、お世話になっている掛川の東山茶業組合から
今年の一番茶のご予約のお知らせがありました。
こちらも読んでみてください。

「やまの神」ご予約承り開始


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