蝋色ろういろ

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蝋色ろういろ

二月ともなればここ浜松は風薫る五月を目指し準備がはじまり
ます。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦してい
ます。

「凧」と呼ばれる浜松まつりは五月三日から五日までの三日間
凧揚げ合戦は中田島の凧揚げ会場で開催されます。

わが町に生まれた子供の健やかな成長を祈念して揚げる初凧が
舞う様子、他の凧よりより高く揚げようとするには初子を初凧
になぞらえて働く町内の心があるのです。

竹を伐り干して割り、削りながら六帖ほどもの大凧を作るのも
町内の仕事です。
骨組みができればそこに紙を貼ります。
そして紙に町内の印「凧印」を描いていきます。

浜松の大凧に描かれる凧印はまず「蝋引き」から始まります。
鍋に蝋を溶かし、筆で輪郭線を描きその中に染料で絵や文字を
描く。
蝋で縁取られていますから大空に待った凧の印はくっきりと空
に浮かぶのです。

紙に蝋を引けばそこには染料は乗りません。ゆえに色塗りより
も心してかかる作業です。

溶けた蝋の匂い、染料の調合、広間に広げた凧の骨組み。
五月にこの凧が大空高く上がりますようにと心して取り組むの
です。

そして「万歳」する五月を待つのです。


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