ガール

カテゴリー │音楽夜話

ガール

佳曲が好きである。

かつて音源がLPであった頃、買ったばかりの新譜LPに針を降ろしてワクワク
しながらまだ知らぬ音の世界に入りこんでゆく。

その中でもAB面とも、1曲目と最終曲はやはり印象的な曲が多い。
魅力的な曲はそこにあるが、それら以外の曲から自分なりの宝石を見つける。
これがひそかな楽しみになった。

今夜の曲はBEATELS、ジョン・レノンの「GIRL」であります。

BEATLESの曲にはあらゆる音楽のエッセンスが含まれるのは、時代を象徴
した音楽だからであり、彼らも時代の子なのである。

ときに「GIRL」、使い尽くされたGIRLという文字は青年前期の少年を惹きつけた。

ジョンは他にも「WOMEN」、「MOTHER」と女性を歌う。

彼の最愛の母や、ヨーコや、愛した多くの女性たちを歌う。

音楽にも歌詞にも、歌うべき女性がたくさんおり、歌わずにはいられなかった。

全ての男たちは、女性に含まれる、母あっての子なのである。

女性は母に対して友人にもなれるが、男はいつになっても母は大いなるもので
ある。

「かあさん」と言って甘えたいのは男なのだ。

GIRLは母なるものの候補、まだ未熟なる母性である。

男はGIRLの成長を待ち、そこに母を見たいと思うのである。

今晩は、ジョン・レノン「GIRL」をお聴きください。

あなたにとって、GIRLとはどんなものでしょうね。私は新緑時代の母なのです。


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この記事へのコメント
白い割烹着の匂い。
その匂いに惹かれます。匂いの記憶って何時までも
記憶の奥底に、残っているものなのですね。
Posted by ichio at 2007年04月12日 01:56
ichioさん、コメントありがとう。
お母様の割烹着を象徴にしていらっしゃるんですね。
先日のお元気なお顔を思い出しました。
お互い母の長寿を願うところですね。
Posted by イチロー at 2007年04月12日 10:14
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    コメント(2)