イチロー的こころ（旧版）

古い愛の歌を紹介するのに、イチローさん自分の写真ですかい？
ああ・・少しは若く見えた頃のですがね。

今夜の音楽夜話は、ラジオから聞えてきた古いラブソングのお話です。

昭和は遠くなりにけりなどと申しますが、美しい日本の伝統はまだいたるところに
ある。ただし残念ながら散見するという時代になりました。
伝えるのは我々ですから、少しづつその抽斗（ひきだし）に入れておきたいもの。

たとう紙に包まれて和箪笥にしまわれた着物のような古きよきものを我々はまだ
持っているのです。

ブログを読んでおりましても、森蛍のお話は情緒を感じます。
ぶん屋のぽさんが鼻緒を選んですげる下駄のお話などよいものでございますな。

現代を生きパソコンなどに頼っていても、美しい日本の情緒に感じてしまう我々が
確かにいるのであります。

さて昭和の日本には山手言葉というものがありました。
古い映画を見ると、今では使わないいいまわしを聞くことができます。

「やあ、ようこ君じゃないか、しばらく見ないうちに綺麗になったなあ」

「いやですわ、ぽのおじさま、おほほ」などとお話します。

古いものは淘汰されるものでなく、我らの心に留まります。
時々は抽斗から取り出しまして、虫干しなどをするとよいのであります。

などと言っても、やあブログの諸君！我輩はイチロヲである、などと言って
は引かれてしまいますが。

さて、長話をいたしました。
今夜の曲は、古いラブソングが流れてきたよ、で始まります。

スリードッグナイトで「An Old Fashioned Love Song」