恋人もいないのに

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恋人もいないのに

フォークソングの全盛時代、男はベルボトムのジーンズを履いていましたが、女子たちは
少しカントリータッチのワンピースや長いスカートを着けて長い髪をしているのが定番でした。

こんばんは、音楽夜話の時間です。

髪を長く伸ばしていることが音楽を楽しむ若者の印、服装を見れば好きな音楽もわかる。
世はギターケースをかかえた若者が街を行き、公園ではギターを取り出した人を囲んで
歌を歌う人が集まった。

今では街頭などに音楽を楽しむ人たちが進出しましたが、当時は公園などが主な楽しみ
場所、通りかかった人が一緒に歌を歌う平和な光景が見られたものでした。

歌は憧れていた恋の歌、楽しい歌も、少し悲しい歌も、恋人たちは歌います。
恋人がいないものも歌わずにはいられなかったのでした。

歌が若者の心を動かし、一つにしていた。そんな頃もあったのです。

ギターが一丁あれば、誰かが弾いて歌の輪が広がっていく。どこへ遊びに行くにもギター
は一番大切で忘れてはいけない持ち物だったのです。
ギターさえあれば、一晩中歌っていられたのですからね。

そんな中、秋の空気のように爽やかなな歌が聞こえてきました。
男子だけでなく、女子2人のグループの出現は、さらにフォークを若者のものにした。

今も古びないのは、その爽やかさが青春そのものを思わせるからでしょう。

さあ、今晩は髪が長くて長いスカートを履いたフォーク少女たち、シモンズで「恋人もいな
いのに
」をお聴き下さい。

ちょっと調べてみました。シモンズのデビュー曲はじつはこの曲でなく「あの素晴らしい愛
をもう一度」が予定されていたそうです。

あの歌を歌っていたならば、またシモンズの存在は変わったものになったのでしょうね。


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