景観について考える

カテゴリー │シトロエンC6

景観について考える

シトロエンC6を語ってじつは今夜で14話目となる。

今週は次なる車のインプレッションに移るから、これで一つのくぎりとする。
写真はまだあり、書ききらないことが多いから、またふと、続けるのかもし
れない。

じつはディーラーに叱られるが、新車発売になった瞬間、中古となって数年
後に自分が手にいれることを考える。
貧乏症と言うなかれ、人も同じ、何色にも染まる若さより、経験を積みそこそ
こ人生経験を積んだ人が楽しいと思うのだから仕方ない。

お読みの方は是非C6を手に入れていただき、次を私に任せていただく、これ
うれしいお誘いだと申し上げておきたい。

さて、高速を飛ばし、山道の乗り心地を試し、車は浜松の箱根を持つ半田山
に帰着した。

この丘には新しい町が広がると共にさまざまな文化が育ちつつある。
発車場所は、半田山の頂にあるグラウンドの東法面(のりめん=傾斜面)を
古き曳馬野の自然の借景として生かすランドマーク・プランニング社である。

数年前にある人を介して初めて代表のemu氏と会い、現在のHPのコンセ
プト造りのお手伝いをし、一昨年の秋深い頃、ブログのお話をした。

あれから16ヶ月、ランドマーク・プランニングはお話されていた通りにギャラ
リー”Round table”をオープンした。

「深い軒、いいですよ」というemu氏の予言通りの空間が出来上がり、木々は
またギャラリーの借景として育っていっている。

さらにスタッフブログは社とRound tableの二つとなり、それを読むことで
社風も人風もわかるようになった。

着実でいて、自然、emu氏が言う「気持ちよい空間」は人によりできあがり、
また人とともに成長してゆく、人は木々と同じ向日性で伸びてゆくものなのだ。

C6を最後に運転していたのは、今回のゲスト、フランス菓子のサン・ラファエル
高林シェフだった。

後のブログで、emu氏と高林シェフは言う。

「内装のガナッシュ色いいですね」、ならば「ガナッシュをテーマにお菓子を創っ
てくれませんか」

ガナッシュとはチョコレート菓子のことである。

三人でのインプレッションのメリットは静かな車内での会話にあった。
空間を創るもの、お菓子を創るもの、そして下手文書きがいれば、それぞれの
表現で言葉を生み出してゆく。

それが楽しくて、夕刻まで一緒に走ったのに違いない。

ランドマーク・プランニング社のコンクリート打ち離しのガレージで魅力的なC6
の後ろ姿に対面してから5時間ほど過ぎていた。

到着は、Round table、今年見事、都市景観賞に輝いた建物に着けた。
シトロエンC6はとても似合い、景観に溶けた。

ひっきりなしに電話がかかるのは二人の忙しさを表す

僕はC6をメモろうとノートを持ち込んだけれど、数行しか書けていないことに気
づいていた。

ガナッシュはチョコレート、熱く語れば3人のカカオたちは溶け合ってゆく。

僕は14話で香りだけをお届けできたのかとても不安である。

「パフューム」ではないが、映像と言葉で香りを表現するのがブログである。

読んでくださったみなさんの鼻が少しでもC6という香油を感じていただければ
ありがたい。

この企画はシトロエン浜松”フジオートステーション”の山下さんのご厚意で借
り出したことで実現したもの。

そして企画はランドマーク・プランニングのemuさん。

二人に、もう一度感謝を述べさせていただきます。ありがとうございました。


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