モスグリーン moss green

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モスグリーン moss green

日本人は決して単一民族ではなく、南方系であったり北方系であ
ったり、ネイティブに暮らしていた人とも混ざり、大陸から渡来
した人とも混ざって生まれたものである。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。

海と山のどちらが好き?と聞かれたら「海」であるのだが、夏と冬
ならば「冬」が好き、旅に行くならば海がある北方に憧れる。
それはロシアのような土地ではなく、カナダ北部やアラスカである。

それも住み続けたネイティブではなく、後から夢を追ってきた人で
あり、その理由は大きな木があり、深い入り江を持つようなところ
で暮らしたいという思いである。
そこには清冽があり、豊潤がある。

何度か書くのだが尊敬する開高健兄が訪ねたカナダを何度もなんども
読み返している。
背は峻険な山、目の前は氷河に削られた海、そのわずかな海岸にへ
ばりつくように建てた小屋に住む夫婦を訪ねた時の話である。

食べるものは全てその海岸で調達する。バケツで海水をかければゴツ
ゴツの石だらけの海岸の砂からハマグリがバケツいっぱいも獲れる。
カニがいて、魚は釣り放題でありながら食べる分のみをその時に釣る
のである。

文化人でありながら、そんなウィルダネスな地を選ぶという選択肢
が欲しくなる。
その訪問記を何度もなんども呼んでも古びていかず、また夢中で読ん
でいる。

カリブーが棲む、森林限界を過ぎているから木もないところに旅を
する。カリブーはモスをエサにしている。
それをカリブーモスと呼び、そこにはベリーが無限になっている。
そんな世界に惹かれてしまう。北方カナダに憧れてしまう。


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