渋紙色しぶがみいろ

カテゴリー │色字典



春ともなればまるで枯色の野に緑が萌えてくる。ここ静岡県の西部、遠州に
も春の喜びがやってきています。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるかを挑戦しています。

今朝の色は渋紙色(しぶがみいろ)です。

和紙を重ねて柿渋を塗ると防水となる。そんな工夫を凝らして私たちの祖先
は暮してきました。

ここ遠州では甘柿の次郎柿が名産ですから、柿渋にするような渋柿はあま
り見かけません。
食べるなり渋いと言うような柿の経験がないのです。

絵を描くならば筆柿やいかにも渋柿という姿がよいと、油絵を習っている頃
にそんな柿を買ってきて静物として書いてみました。

甘柿しか食べたことがないから、いつまでもモデルとなった筆柿は皿の上
に置いたまま食べることはなかったのです。

渋柿は北の寒い地方で干されてあんぽ柿になったものをいただきます。

柿の渋は未経験、渋紙は柿の渋を塗ったもの、今度見かけたらそれを
思ってみましょう。


 

灰桜はいざくら

カテゴリー │色字典



春のうららの隅田川、とピアノの踊るような伴奏で歌ったあの日はいつ
の頃のことだったでしょうか、混声で歌うあの歌を歌う春の喜びは格別
なものがあります。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかの挑戦をしています。

春のうららの隅田川、この歌の名は「花」でありまして日本で花と言え
ば桜を指しております。

桜満開なることはなによりも心を浮き立たせまして出先で桜並木や桜の
土手などを見ればしばし眺めいってしまう。
桜は一年の節でありましてお年寄りを連れていって差し上げると大層
喜ばれるのであります。

「この木に花を咲かせましょう」と花咲の爺が灰を蒔きますと枯れ木
のように見えた桜に花が咲く。

大切な愛犬の灰でありますから死しても花咲の爺に孝行をする。

桜咲きましたら誰よりも年寄りを花見にお連れ下さい。来年もまたと
思ううちに長生きをしていただける。
なによりの孝行であります。



 

春雨粒のピー

カテゴリー │花ばなしい



天気予報は雨だと言うのに西の空が明るい水たまりの朝です。

お風呂で私の方が水を弾くよと自慢する子のように、春の畑のピーた
ちが瞬きをしています。

土曜の朝は静かです。
街はまだ眠りからはじめたばかり、畑を
つくるお母さんたちも今朝はまだ来ていないのです。
春の祝福を受けて育つ畑の作物の中で、この季節のピーは緑の洋服が
似合うお嬢さまです。

背もスラリと伸びて素敵な巻き毛もありますからフィギアスケートの
選手にもなれそうですよ。
春の暖かい雨は全ての植物たちへの祝福です。

ピーは雨粒の数ほどの祝福を浴びてスケートの表彰台にいる夢を見て
いるのでした。



 

おにぎりが好きなんだな

カテゴリー │メシメシ探検隊



このところ毎日おにぎりを2個お弁当にしています。
叔父からいただいた浜名湖海苔が美味しくて、緑に炙った2枚を朝ご飯
とおにぎりに使うのです。
叔父はお城が好きで老後の健康の為に趣味の人を集めてはガイドを
したり、時には新聞に投稿をしています。

ブログを毎日書く甥っ子の僕も同じ血をひくのでしょうね。

おにぎりを2個皿にのせて包んでもらったものを車に乗せて行きます。

包みから浜名湖海苔のふくよかな海の香りが立ち、車は幸せ空間に
なるのです。

朝の一枚は醤油をちょいとつけてご飯を箸でくるりと巻いて食べる。
炙りたての海苔に炊きたてご飯は朝のご馳走です。

ごちそうさまでした。



 

チューニングはインターネットで

カテゴリー │浜名湖フォークジャンボリー


さて、事務所にギターを持って来て、弦を張り替える。

有楽町のクエストミュージックでマーチンのライトゲージ
(これは昔=30年前からのこだわり)を買ってきたものの

張り替えましてからチューニングをする音叉がないことに
気がついた。

このチューニングというものには進化がありまして最近は
ギターのヘッドに何かついているなと思っておりましたら
チューナーを取り付けているのを多く見かけるようになり
ました。

高校生の頃はピッチパイプと言いまして吹いて音を出して
はその音でチューニングを行いましたが、以後音叉となり
まして、膝あたりに音叉をポンとぶつけてはギターの響胴
に当てる、その音を基準にチューニングをしておりました。

その音叉もなし・・・さてと

困った時のインターネット頼みでありまして、「チューニ
ング」などと検索してみますとありました!

ギターチューニング開放弦FLASH 

新潟県長岡市にあります「アポロン」という楽器屋さんの
サイトでありまして、親切に感謝!

昨年の浜名湖フォークジャンボリーには新潟からKAZMIN'COM
さんら新潟フォークジャンボリーの皆さんがいらっしゃった
ように、浜名湖と同じく新潟はフォークの地なのです。

さてこのFLASHは各弦のところをクリックすると1〜6弦までの
開放弦の音がするというもの。

パソコンでクリックしては各弦をチューニングできるという
優れものなのでした。

ギターのチューニングをパソコンでというお話でありました。
便利になりましたね。



 

牡丹鼠 ぼたんねず

カテゴリー │色字典



近頃、でもありませんが女性が強くなってきたと言う。強いね、など
と言ってはきたものの、それで納まるならばそれもよし、元来日本は
女系がうまく行くというのも太古の歴史を見れば明らかでもあります。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるか挑戦しております。

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿が百合の花、などと女性の美しさ
を表す言葉がありますが、普段から自然と向き合わなければどの花
のイメージを持つことができません。

オリンピックの中継などを見ておりましても女性は花に例えますと
また好ましくなる。真央さんなどなんと申しましょうか古き日本の
女性の顔をしておりましてどんな花に例えましょうかと考える。

赤みがさしました牡丹という様子に見えております。
大変好ましい。

女性が強くなったのだと言いますが草食などと言われる男性の方が
問題でありまして、チャラチャラとしておりましてまるで装飾男子
になってしまった。

花で例えますと・・・などと考えてしまいたくなる。

牡丹や扶養など、おおらかで包み込むような笑みを湛える花、私た
ち男性はそこに母性を感じている。
肉食などと言わずに何よりもうれしい母性女子などというものが流
行りませんかねと願っております。



 

さくら餅萌える

カテゴリー │花ばなしい



あまりに暖かいから道沿いの桜がほころびはじめましたよ。

あたたかい沼津あたりの友人が国道沿いの桜咲くの電話をくれた。
今年も花見の計画がはじまりそうです。

花見と言う言葉は桜を表します。今盛りと咲く梅ならば梅見となり
ますからやはり桜は春を象徴する花だと言えますね。

かつて和菓子のお店の広報のお手伝いをしておりましたが、和菓
子は季節を先んじてお菓子を並べます。

今頃はもう桜餅が並んでいることでしょう。

桜は二度楽しむもの、花を待つ喜びから満開の桜を愛でる楽しみ
の後に薄い緑の葉桜を見るあの爽やかな春の楽しみがあります。

食いしん坊としてはこの葉が来年の桜餅の原料になるんだろうな
と想像する。和菓子屋さんの桜葉は塩蔵したものを使うのです。

桜の道を歩く楽しみ、かつて伊勢正三は歌いました。

「道は歩く為よりも春にはむしろ見る為にある」

桜咲き初める頃、私たちはさまざまな別れや出発を迎えます。
春はみなが心を開いて全てを祝福したくなるのです。

やさしい季節がやってきます。 桜が咲き始めます。



 

林こうじの金山寺

カテゴリー │メシメシ探検隊



と、言う訳で(などと前記事に繋げる不精)、父に渡した林こうじ店の
金山寺をいただきます。

父はもちろん食事済みながら箸でつつく。

子は父も茄子を拾って食べることを確認している。

ご飯のお供は金山寺、この金山寺には麹が入っていますから、うま味と
甘味が絶妙なのです。

ご飯がおいしくいただければ体も心も健康になる、副菜を沢山食べる
より僕には力となるです。
おかず味噌、海苔、納豆に漬物、金山寺に味噌汁。
どれもご飯と共に食べるもの。

一膳のご飯をおいしくうま味を感じて食べようか、こんな楽しみならば
何杯?あってもいいですね。

でも白米の食べ過ぎは太る原因だとか、何杯もの楽しみは一杯の楽しみ
と言い替えてみましょう。
ごちそうさまでした。



 

大人のおつかい

カテゴリー │メシメシ探検隊



出っ放しの日の最後は夜の街への買い物となる。

「ついでかあったら買っておいで」と母から頼まれていた林こうじ店の
金山寺の買い物です。

先代は父の母校の先輩だと聞き、問うてみると既に亡くなったと言う。

1パック300円の金山寺は食の細い父がご飯に取り組む大切なおかずです。

冷蔵ケースに茄子の漬物のようなものがあるから聞いてみると、金山寺用
の茄子の塩漬だと言う。

金山寺を見ると茄子ばかり拾ってしまうあの大好物です。

聞けば麹(こうじ)とこの茄子を買い、金山寺を自分で作るお客様が
いるそうでさすが老舗の麹屋さんの品揃えです。

レジ打ちしてしまったから今度の楽しみといたしました。

それでも金山寺ともう一つ母の好物を買ってみた。
その話もまたと
いたします。

浜松肴街の林こうじ店へのおつかいのお話でありました。



 

鏡凪の浜名湖

カテゴリー │デキゴト路地



午後からは広報として参加する「浜名湖ボート&スポーツショー」の
打ち合わせで浜名湖に来ています。

ブログも運営中ですからご覧下さい。

今日の浜名湖は文字通りの凪、この「凪(なぎ)」と言う文字はよく
出来ていてまさに「風が止まる」ことを表しています。

冬の風にさらされて真っ黒に見える湖に白波立つ頃は去り、浜名湖は
いよいよシーズンを迎えます。

浜名湖の周り、ここ浜名湖ガーデンパークの北側の水路沿いにおりま
すが、この水路を地元では「江掘(えぼ)」と呼んでいます。

江掘は風も遮られて尚更暖かい、ここ浜名湖ボートクラブカナルは
国土交通省が認定する「はまなこ・むらくし海の駅」としてさまざまな
イベントを開催しています。

マリーナとは湖の遊び基地だと思われがちですが、ここはカーミーテ
ィングの会場になるなど陸の基地でもあり、隣の浜名湖XIVに来るお客
様のヘリポートともなっています。

陸・海・空を繋ぐ遊び基地であるから仲間では「浜名湖ベース」とも
呼んでいます。

午後のクラブハウスは眠くなるような日差しに温められました。

本格的な浜名湖シーズンがやってくる。
イベントの打ち合わせは夕方まで盛り上がりました。



 

ビンテージグラマー

カテゴリー │デキゴト路地



もう30年も前のことデュオの相棒のギブソンDOVEに比べて地味だなと
御茶ノ水のギターショップに行きスーパージャンボと呼ばれる巨大な
ボディを持つギターを買った。

立って弾くそれもライブなら繊細にはほど遠くとも映えるギターが
欲しいなどと思ったものでした。

今年は浜名湖フォークジャンボリーの実行委員に加わり、広報の一員と
して活動する。

久しぶりに弦を張替えるとあのガツンとした音を思いだし、狭い事務所
で弾けば夢中になって指が指板を追う。
忘れていた歌を思いだして歌えば驚くほどに気分転換となった。

アマチュアフォークでは日本一とも言われる浜名湖フォークジャンボリ
ーの原点を再確認している。

歌い始めれば誰か仲間が欲しくなる。コーラスしたりハモったりと楽しみ
たくなる。歌や演奏は息づかいまで合わせることことで仲間の心を繋ぐ。

演奏や歌は面白いもので練習とは譜面を追うことではなく仲間と一体に
なることを学ぶことなのです。

一人が突出しては音楽にはならず、ギターの音も歌も仲間との絶妙なる
バランスの上にあるのです。

以前会社の仲間と学芸会のようなバンドをして遊んだ。何日も練習する
うちに一曲だけ誰もが顔を見合わせるほど気持ちがよく出来た曲があ
った。

気持ちよいバランスで楽器は鳴り声は重なった。全員がいつまでも演って
いたいと眼で伝えあっていた。

今年も裏方で活動するフォークジャンボリーはそんな話ができる
多くのアマチュアが集まる。

いつかあの満場のステージに立とうと考えている。



 

錆御納戸さびおなんど

カテゴリー │色字典



住宅の広告などありますと、間取りを楽しみながら朝のお茶を飲んで
いる。母なども好きで間取りをじっと見ている。
叶えてあげられない息子はちょいと困ってしまいますが、いつかと
夢を見ております。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるか挑戦しております。

今朝の色は錆御納戸(さびおなんど)です。

最近は家に納戸を設けることがなく、クローゼットだのと言う。
もちろん多彩になりましたワードローブを収納するところを大きく
とってありますよというアピールをしている。

確かに衣食住というくらいで、衣の閉める位置は大きく収納に広い
スペースがいる。それが住まいでありましょうか。

納戸などといいますと埃っぽく薄暗いイメージがありましてここに
部屋に置かない古い桐箪笥などがありまして雑多なものが詰め込ま
れていることとなります。

それが納戸でありますが、色として使う時に「御」と付けるところ
がよい。
もちろん名付けの出所は違えども丁寧に呼ぶのに「御」を付ければ
やさしい言葉となる。

錆も納戸も決して色気はありませんが、錆御納戸ですなと言えば
そこに色気も出てまいります。 錆納戸では実も蓋もない。

色に名付けるこの丁寧さがまた伝統色を残してきたのでありましょう。


 

金凸真央凸美姫

カテゴリー │デキゴト路地



化粧しなければまだあどけない表情を見せる浅田真央選手のSP(ショート
プログラム)を直接見れるほど、心臓が強くはない。

クリックしてインターネットニュースを開けばキム・ヨナ選手1位、2位で浅田
真央選手、4位に安藤美姫選手がつけた。順当であり、また勝負はフリー
に持ち越された。

ここでちょっと気になったことを調べてみる。
どうやら彼女らはなるべくしてメダルをとるのではないかと思うのです。

さて気になったのは金妍児と表記されるキム・ヨナ選手、ここに「金」を持つ
だけでも運命を感じながらも、「妍」とはなんぞやと調べてみる。

けん【妍】=優美なこと。美しいこと。「―を競う」

美しい児(子)になれとの願いが込められている。さらに美を競うとなれば
まさにフィギアの申し子であると言える。

さて、我らの浅田真央選手の「真央」とは中央、ど真ん中のことであり、
これは表彰台のど真ん中にあると読んでみる。

安藤選手は、その名前の中に「どう」が既に含まれている。

となれば「金」と「真央」の対決となる。

美しさを競うキム・ヨナ選手、真ん中に立つという真央選手、果たしてフリ
ーの結果、どちらに勝利の女神が微笑むか。

美しさと美しい姫の間に真ん中あり、真央さんの金メダルという予測で
このお話はお開きといたしましょう。

いずれにしてもライブで見る勇気がありません。祈るような気持ちで録画
ニュースを見ることにいたしましょう。


 

春には母を連れて

カテゴリー │デキゴト路地



毎月一回、月末になると母がデートをねだる。

父の保険と母の保険を納めに信用金庫に行き、その帰りに宝くじ
を買いに行くのが母とのデートコース、墓参りも兼ねている。

梅が咲き出した農道を行き、自慢の不思議の野原の花を見せ、江
之島町の農家が畑の隅に植えている見事な梅に立ち寄ってゆく。

「角館のお殿様は昔、武家屋敷に言って枝垂れ梅を屋敷から外に
垂らすようにさせたのよ」と母が言う。

だから僕は農家の皆さんが道沿いに咲かせる梅を見せて歩く。

「こういう気持ちがうれしいね」と母は農家の咲かせた梅にメジ
ロを探している。

すっかりうれしくて先日見つけた一番のレンゲ草の田んぼを見せ
に回った。
母は子供の頃に一面のレンゲに埋もれて遊んだ話をする。

僕も同じ記憶の中でレンゲに埋もれたあの緑の匂いを反芻する。

誰かの為に咲かせた花は尊いものです。
それに気づき、感謝する母の子であることを誇りに思います。

宝くじを買い、お墓に手を合わせて孫の大学合格を感謝する母。

お祝いを届けに今度春霞の富士宮へ行こうかと話が弾む。

母とのデートは富士宮の富士を見に行く旅、11人の孫それぞれ
を心配してはいる母へのご褒美です。


 

仙斎茶せんさいちゃ

カテゴリー │色字典



茶などと言っても色はさまざま、先日何故茶色がお茶色ではないの
かという質問をこのカテゴリーで追及もしていきたいと思っており
ます。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるか挑戦しております。

ブルー&グレーという言葉がありましてこれはビジネスの色と呼ば
れています。

仕事柄、デザインという領域に入ることがありますが、しっかりと
した会社に見られたければブルー&グレーにするんだよとデザイナ
ーから教えられたことがあります。

ゆえにスーツもこんな色にしておくとキッチリとして見える。
その営業マンが取り出す会社案内であったり、HPもブルー&グレー
で納めておきますと無難であると言うのです。

無難ではあるが、突飛さはない、対する色には赤がありましてこれ
はセール(販売)を表すと言う。
思えば楽天市場なども同じことでイメージを赤にいたしますと販売
色が強くなる。

確かに街角の店で赤札、SALEなどと赤に白となれば特売なのだと
認識いたします。

しかしオリンピックの赤と白、これはカナダの色でありますが、我
が日本の色でもある。昼からのMAOさんの活躍を心中祈っておりま
して落ち着かない本日であります。

MAOさんのイメージカラーは赤、赤勝て!と祈る午前であります。


 

チラシすし飯

カテゴリー │メシメシ探検隊



酢が体によいとさまざまな健康飲料が流行っている。
良さそうだなと思いつつも用意されでもしないかぎり摂れない。

食事の時にさりげなく酢の物を歓迎するのは甘酢好きなこともあるが、
小鉢の気遣いがうれしくて箸をつける。これが美味いのです。

誰もが健康には気を使うが何気なく健康でいたいと思う。ならば気になる
酢などは食事で採りたいと思うのです。

ゆえに酢の物の小鉢などありますと感謝してしまう。酢は採りたしさりげ
なくである。

今晩はチラシ寿司が出た。体が喜んで食べた。感謝して食べた。

人は(動物もそうだ)必要な時に必要な栄養を食べたくなる。

最近はずっと食べなかったミカンを食べている。
苦手な酢を料理として採りたいと思っている。

足りないものを体が求めているとは体にとってのご馳走を食べることに
なる。

好き嫌いを言ってるうちは健康なのかもしれない。

寿司飯を食べて大満足。
体がご馳走栄養をとって大満足なのです。
体の主人はこんなに酢飯が好きだったかなと考えています。

ごちそうさまでした。



 

薔薇色のBi-ist

カテゴリー │友達100人できるかな



「イチローさん手伝ってくれる?」

鏡の中でアンナが言い、長い付き合いだった友達が短い間集中して
会い、集まってきた仲間たちと濃い時間を過ごした。

ヘア&メイクのアンナの新しい店「田町Bi-ist(ビ・イスト)」が
明日24日オープンします。

長いけれど薄い友とは一ヶ月か二ヶ月毎に会っては情報交換して
いた。いつかはと言う決意は聞いていた。

それが実る時に仲間は結集して成し遂げようと話していた。
そのメンバーは「チームBi-ist」を結成して得意分野に分かれて仕
事をした。

いよいよプレオープンですと聞き花束を抱えた友と田町に向かう
とやはり女性だらけ、今までは手伝えても明日からはアンナたち
は独り立ちとなる。

ファインダーの向こうでアンナは自信たっぷりに振舞うけれど
仲間が手伝った分、責任を感じている。

おめでとう。おめでとう。今日一日は4Fまでのエレベーターは
お祝いの仲間を運んでくる。

一昨日夜のBI-istを訪ねた。揃ってきた店の調度や什器を見ては
アンナと話した。
もう8年もの昔、独立した事務所に揃えた事務機器を見て、僕も
興奮していたことを思い出した。

明日からは独り立ち、アンナの成功を祈る。
みなさんも友人のアンナ(有楽街_オトナ_Style=カッコいい女
をつくる)に期待して下さい。


 

胡桃色くるみいろ

カテゴリー │色字典



カリコリッとクルミを2つ握って鳴らしている。そんな遊びが流行った頃がありま
した。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦しています。
今朝の色は胡桃色(くるみいろ)です。

その胡桃は僕ら家族が住んでいた団地の近くの農家の畑に生えていました。
ドングリ遊びなどとうに飽きていた小学校の上級生ともなれば、新しいターゲ
ットを見つけるのです。

「クルミの木だぞ」とその木を指さしてあたりを伺う、上っているのを農家のおじ
さんに見つかると叱られてしまうのです。
木上り上手がスルスルと木に上り、緑の果肉につつまれたクルミを落とします。
それを拾う頃になるとかならずおじさんは現れて、「こらあ」と怒鳴るのです。

僕らは緑の実をいっぱい抱えて公園に走るのでした。

果肉がついたままのクルミをコンクリートの壁にぶつけると割れ、中から茶色
のクルミが現われます。
それを川で洗ったりして持ち帰るのです。

上手な子はそれにニスを塗って持ってきます。
通学する時もこのクルミ2個を手に握って「カリコリッ」と鳴らしながら歩くのです。

それからクルミの生るのを見たことがありません。
カリコリッと鳴らしたこともありません。


 

おにぎりアウトドア

カテゴリー │メシメシ探検隊



車の中でリラックスしつつオニギリを頬張る。

こんな昼にはアウトドア雑誌のBE-PALが似合っている。
かつてカヌーイストの野田さんの本に夢中になったのは、
ある会社の営業部を立ち上げた頃だった。

帰れない、帰りたくないほどに熱中している時に頭をオフ
にしてくれるのはアウトドアの雑誌や本でした。

野田さんと一緒にユーコンの流れをリバーツーリングして
は周囲200キロに人なし、などという原野に憧れていた。

その一人者は始終、川から世の中を見ていたから無駄なダ
ム工事や土木業者に仕事を与える為という行政の河川工事
について興味を持ってきた。

何事もその現場から眺めなくては何も分からないのはどの
社会でも同じである。

今は一軒の店のオープンと大きなイベント2つに係わって
いる。
なにより現場を知ろうと渦の中に漕ぎ出している。

どんな仕事にもイベントにも根底で同じものがある。
経験を生かせるところは同じで、また知らないことが出て
くれば新しい経験となる。

どれも私たち人間のすること、根本は同じである。

カヌー好きはカヌー本好きである。漕ぎ出しては渦巻く中
に漕ぎいれてさて「沈(ちん=カヌーが転覆すること)」
して見なければその川は分からない。

カヌーの魅力とは船の中で一番水に近いことだと言う。
カヌーを漕げば船やボートと同じキャプテンとなれること
は同じながら、喫水数センチなんていう船はない。

漕ぐ水面から見る社会とはどんなものであるかと野田さん
は毎回教えてくれる。

これ、真実なり。

仕事もイベントも遊びも全て人の為せることに共通する
ことがある。
現場が大切、現場で起こる渦に巻き込まれてみよ。

どこでも広報の位置にいるのだが、現場を取り仕切る皆さ
んの中でその本質を語れる人との出会いが楽しい。

さて、午後はまた面白い人に会えるんだと友からオファー
が来た。これだからたまりませんね。

モグモグしながら陽を浴びて午後の楽しさを想像しています。


 

灰梅はいうめ

カテゴリー │色字典



この季節は道沿いに花を見つけることは容易である。
気をつけていないと花は咲いているだけを横目して見ることになるのだが、そ
れでは残念である。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるか挑戦しています。

今朝の色は灰梅(はいうめ)です。

土曜日に大井川を遡る道を車で走っていた。あの道は大井川鉄道に沿う道
であり運がよければSLが煙をたなびかせて走るのを見ることができる。

道沿いに立派な花が咲いている木を見つけ、その薄い紅色を見て「桜」だと
思った、ひかんざくらあたりであろうと良く見ずに通り過ぎてしまった。

かつて雨のこの道でSLが走るのを見た。線路の見えないところで低い煙を
見つけた。まるで低い低い雲のように思っていると、あのシュシュシュという
音が聞こえてそれがSLなのを知った。

蛇行して走る大井川鉄道のSLは以外なほどゆっくり走っている。
さほどスピードをあげないのに車で走ると容易に追い越していて、何度も
SLが後ろから迫るのを見つけた。

写真を撮ろうと先回りして線路の横で臨時鉄ちゃんとなって待った。

あれは去年のお茶が終った頃、梅雨の頃であったろうかと思っている。

帰りに停まってみると桜は梅だった。
なんだか今回見れなかったSLが梅雨の雨雲の中を走ることを思い出した。

雨中の梅、それが灰梅だろうかと思っている。