錆御納戸さびおなんど

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錆御納戸さびおなんど

住宅の広告などありますと、間取りを楽しみながら朝のお茶を飲んで
いる。母なども好きで間取りをじっと見ている。
叶えてあげられない息子はちょいと困ってしまいますが、いつかと
夢を見ております。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるか挑戦しております。

今朝の色は錆御納戸(さびおなんど)です。

最近は家に納戸を設けることがなく、クローゼットだのと言う。
もちろん多彩になりましたワードローブを収納するところを大きく
とってありますよというアピールをしている。

確かに衣食住というくらいで、衣の閉める位置は大きく収納に広い
スペースがいる。それが住まいでありましょうか。

納戸などといいますと埃っぽく薄暗いイメージがありましてここに
部屋に置かない古い桐箪笥などがありまして雑多なものが詰め込ま
れていることとなります。

それが納戸でありますが、色として使う時に「御」と付けるところ
がよい。
もちろん名付けの出所は違えども丁寧に呼ぶのに「御」を付ければ
やさしい言葉となる。

錆も納戸も決して色気はありませんが、錆御納戸ですなと言えば
そこに色気も出てまいります。 錆納戸では実も蓋もない。

色に名付けるこの丁寧さがまた伝統色を残してきたのでありましょう。


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