千人風呂に行きたい

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本格的な春になる前に行きたい温泉があります。

伊豆急下田の一つ手前の蓮台寺駅から歩いてすぐの金谷旅館にある
千人風呂という温泉です。
昔むかしのその昔、この旅館を開いた人は地域の人の為に提供した
と言う。

長細い湯舟は座れば潜るほどの深さ、無色透明な湯がかけ流されてい
ます。
浅深の湯舟を分けるのは湯ざされた長い丸太、そこに頭をつけて浸
かるのです。

アーチになった天井を見上げ湯気の香りの中で薄暗い千人風呂を楽
しむのです。

全て木製の建物の内湯だから(一部露天あり)昼でも明かり暗く時間を
忘れることができるのです。

湯気の宇宙だから冬がいい。裸になってお湯が恋しい頃がいい。

立ち寄りを歓迎してくれる玄関に帳場があるのがいい。

二月は河津桜にせき止められた伊豆の道、下田まで行けば知己が多い
から面倒だからと蓮台寺止まりとするのもいい。

伊豆の下田の少し前、蓮台寺の金谷旅館の千人風呂、春の前に入
りたい。

のんびり木の香、湯気の香に沈みたい。
広い風呂で隠れて泳いでみたい。



 

どこでもひのき風呂

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毎月アウトドア雑誌のBE-PALを読んでいますがキャンプをする訳でも
カヌーやトレッキング、釣りをするわけでもない。

いわゆる「ヘタレ」のアウトドア風味好きなのです。

それでも得意なアウトドアがある。それは温泉です。旅行や出張先に温泉
あれば、事前に仕事や観光を完璧にこなし温泉の時間を作り出す。

泊まりともあれば何度も温泉に浸かるのです。

今月の特集は温泉、なんと付録に四万十川の桧の板「どこでもひのき風呂」
がついていました。

お湯の中に浸けず湯気がかかる所に置けばひのきの香り風呂が楽しめると
いう素敵な付録でした。

温泉に行くとコポコポと注がれる湯口近くに浸かり、眼を閉じて湯音に
耳をすますのです。

温泉の香り湯気に湯音がコポコポ。
もう何もいりませんね。

湯から出れば上がり湯をせずに温泉の成分を纏って部屋に帰る。
でももったいなくてまたタオルを肩にまた浸かりに行くのです。

さて家温泉に入りましょうかね。
シャワーの湯口の上のタイルにひのきの板を置きました。



 

銭湯に溶ける

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スーパー銭湯流行りでありますが、やっぱり手軽にサッと浴びるなら
町の銭湯がよい。浜松には知るだけで4軒の町の銭湯が残ります。

今日は取り組んでいた、わが町の凧揚げ会の20周年記念誌の最終読み
合わせ会があり、編集も最後の山を越しました。

ホッとした気持ちながら、追い込みでは何日も仲間たちと深夜、朝まで
作業を続け、ヒゲ面になってしまいました。

仲間と「お疲れ」「お疲れ」と労いあい、銭湯へ。

腰も背中も肩も首も広い湯船で伸ばしてきました。

ヒゲのないサッパリ顔になりました。

自分にご苦労さんの銭湯なのでした。



 

ゆず湯がやって来る

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カクカクと肩が懲り、ズシッと肩が重くなったのは仕事で目を
酷使したから、気持ち悪くなるようではケアが大切です。

そんな時には通いの銭湯みよし湯にGO! たっぷり熱い湯に
浸かれば、疲れは溶けて流れてしまいます。

「あ〜極楽極楽」は銭湯の決まり文句ですね。

脱衣所にはゆず湯のお知らせが貼ってあります。

21日は冬至のゆじ湯、残念ながら今年は行けそうもありません。

浜松曳馬のお近くの方は、銭湯みよし湯でお楽しみ下さい。



 

湯治タイムで解凍する

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土曜の深夜にバスに乗り、席に座ったままうつらうつらとしていると九州に到着、
炎の応援をして、帰りに時間調整で博多の町を歩き、一杯飲んでバスに乗り、
うつらうつらと磐田に着いたまま出勤した。

カツンカツン、ギシギシッと座ったままだった体が悲鳴をあげるから、ちょいとご
褒美にと、午前中はSPAに行く、浜松の湯風景しおりである。

「ぜんぜん平気さ」とうそぶいてはいたものの、最初のシャワーがびっくりする
位熱いのは体が冷え切っていたせいで、水でうめて使う。
そんな人もいないし、経験もないほど弱くなっていた。

ドップーンとぬる湯に浸かり、久しぶりに出合った先輩と話しをし、外にある寝湯
に寝転んで背中に数センチほどの湯が流れているのを楽しんでいるうちに、うつ
らが一時間となり、目が覚めた。

体はポカポカになり、しゃんと伸び、眠気が飛んだ。

今頃の時間に湯にいるのは、爺さんと自由業者だ、そしてその代表的な一人と
してしおりの湯に浸かっていた。

「おうっ!大丈夫かい」と電話をかけてきてくれたのは、ぶん屋の兄さんだ。
何気に心配してくれているから、こっちも心配する、けれどいつも会うわけでもな
い、今からカツどんなのだと羨ましい誘いなれど、もはや今日のリラックスタイム
もここまでである。

夜は請けている仕事先でブログの講習会をする。
月曜はだめだろうなと予想して土曜に作ったテキストがちゃーんとデスクの上に
ある。

何人もの人が共同して書く仕事ブログの対策は楽しい。個性があふれた記事
が連載されていくようにお話をし、またお手伝いしたいと思う。
書くうちに発揮される書き手の内面を見つけるのもとても興味があることなのだ。

ゆるりと、体が戻ってきてシャンとなり、やる気がみなぎってくる。
7日毎の月曜は一番やる気がある日なのだ。

夜に一番の心の盛り上がりを定めて午後を過ごしていこう。


 

久々深々

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久しぶりに銭湯で体を伸ばす。
馴染みの銭湯は曳馬の"みよし湯"であります。

みよし湯のお勧めは湯船の深さでありまして広さもありますが
たっぷりの深い湯船に浸かりまして腰を伸ばすのがたまりません。

スーパー銭湯などは浅くして安全を図りますが、たっぷりの湯の魅力
にはかないません。

つかまりながら腰を暖め、グウッと体を伸ばして「ううっ」 とうめいて
しまう。

大人と言いますかジジイに近い同年輩ばかりの世界であります。

「久しぶりだったのぉ、元気だったけぇ」

人情銭湯は素性は互いに知らねども互いに心配しあう仲間ばかりで
ございます。

「大衆浴場です、自分本位でうめないでください」
番台のおじちゃん
の筆書きが貼ってあった。
銭湯は人への気遣いができないケモノは来てはいけません。

当たり前の人が尻を並べて心まで暖まる場所なのです。



 

銭湯好きを考える

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若き日、お江戸で過ごしたから銭湯が好きなのか、そんな
ことを思いながら先日Googleストリートビューで自分が住
んでいたマンションを見たあとで
通っていた銭湯を探すと、そこはマンションに建て替えら
れていた。

マンションから駅前を通り、書きながら思い出したのだが
立ち食い蕎麦屋の前を過ぎ(この思い出が立ち食い蕎麦好
きを育てた)通りを渡ると銭湯があった。

銭湯の隣には銭湯が経営するコインランドリー(今から思
えば今から30年以上も前にあったのだ)がある。
洗濯物を洗う間に銭湯に入れば一石二鳥、番台のおばちゃ
んに湯銭を払って深くて広い湯に入るのです。

下町の銭湯には「体を洗ってから入りましょう」というよ
うなルール以外に町の銭湯としての暗黙のルールがあります。

可愛がってくれた米屋のおじさん、竹屋のおじさんなどが入っ
ていれば座っているカランの下(しも)に座る。

下とは銭湯の流し場の水の流れ落ちる側を言い、年配の方
がいれば若いものは下に座るのが下町のルールなのです。

世間話をしながら、下町の若い衆はおじさんたちの背中につ
かまる。

「おじさん背中流しますよ」と言えば遠慮しながらタオルを渡
してくれ、それでゴシゴシと流すのです。

銭湯は下町のコミュニケーションの場、仕事のことも遊びの
ことも教えてもらえる。

脱衣所に出れば裸同士、「帰りに一杯いくかい?」なんて誘
ってもらえるのも楽しいことなのでした。

それからあの風情を忘れられなくて今も銭湯通いが続く。

「久しぶり!」と声をかけるのが、あの日の米屋のおじさんだ
ったり、竹屋のおじさん、息子のえいちゃんだったりする気が
する。

銭湯通いはやめられないのだ。


 

銭湯ばなし

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「よお久しぶり」

銭湯の暖簾をくぐると顔なじみのおじさん(自分もおじさん)が声をかけ
てくれました。

「しばらく見ないから心配してたよ」

顔なじみばかりになった銭湯では、しばらく行かないと心配をしてくれ
る。挨拶ぐらいの関係が、話をしているうちに少しづつ素性が知れてく
る。顔を合わせないと心配にもなるのです。

銭湯では裸同士です。どんな仕事をしているのか、どんな境遇なのか
もわかりませんが、話を少しづつするうちに繋ぎ合わせて話をしている。

「病院どうだったい」 「ラグビーはじまったね」なんて話が以前の話か
ら出てくるのです。

断片的な話でも、顔を合わせれば挨拶し合う同士、「久しぶり」、「元気
だったかい」、「早いじゃないか」と声をかけあうのが楽しいのです。

前の人が置きっぱなしにした桶を集めて角に山に積んでゆく人、自分
の流したあたりにお湯をザブザブとかけて清めてゆく人、銭湯に来る人
はさまざまです。

「ふう」 「ああっ」、湯船に浸かればそれぞれの一日が溶けてゆく。

銭湯、いいですよ。

最初は誰も知らない顔ばかり、そのうちに顔なじみが出来、番台のお
ばちゃんも顔を覚えてくれる。

「今日は遅かったね」なんて声もかけてもらえるのです。

さて、今夜もひとっ風呂浴びにいきますかね。

昨日の深夜バスで肩がバリッと凝ってしまっています。

顔なじみと並んで、首まで浸かって体を伸ばす。お湯はなにもかも
流してくれますからね。


 

おかみさーん

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今日は早終わりを決めこみましていつもの銭湯でひとっ風呂と思いまし
たら休み。

久々に浜松布橋の松の湯を浴びてまいりました。

浜松にも残り少なくなりました銭湯ですが、湯も良ければ人情も好き
で通っております。

風呂からあがりまして扇風機に当たりながらさっきまで隣で洗ってた
人とたわいのない話をする。
どこの誰なのか互いに知らないから上も下もないのです。

大いに笑いましてお先にと出てくるだけであります。

サッパリしておりまして気持ちがいいものですな。

風呂あがりだけはちょっと男もあがったように勘違いしております。

はいおばちゃん また来ますよ。



 

夏暖簾銭湯組

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久しぶりにザッと浴びてまいりました。

銭湯ってぇのはいいもんですな。入りますと混んでおりましたが、顔なじみ
がこっちだとカランを空けてくれまして、湯船に浸かる。

掛け湯をたっぷりしまして湯に浸かりますと、肩の凝りがスーッ、腰の重さが
サーッと湯に溶けてしまいますな。

今日の湯の話題はメタボでありまして、互いの腹をみてはダメだなあ 酒呑
みだなあなんて言っております。

中には女湯にかみさんを入らせているのが「出るよっ」なんて壁の上に向け
て声をかけております。
番台ではおばちゃんがバレーに夢中でありまして店終いを忘れております。

銭湯は平和そのもの、人情もありましてよいものであります。

争い、いさかい、戦争などやめまして銭湯体制をとればよいですな。



 

ドゥッドゥーッ

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今日の業を成し終えて、ザッパ〜ンと浸かればお湯に溶けだす疲れがザザッ
と落ちてまいります。

ウウッともアアッとも言いまして硬くなった体を伸ばします。

昔、お魚になった私というコマーシャルがありましたが、五十男が凧から抜け
ぬ真っ黒な顔だけを湯から出している様は何に例えられましょう。

湯船の縁に首を乗せ、体を伸ばしてプカリと浮いておりますと、アザラシに
なった私ぐらいには思います。

湯から出れば天井扇が涼しい風を舞いおろしてくれています。

体がきれいならば心もちぐらいはきれいになる。

おとこなんてぇのはキレイたの不細工などとは言いません、風呂に入りコザッ
パリしまして洗いたての下シャツを着てれば充分であります。

銭湯に通う仲間の年齢もあがりましたが湯からあがったばかりは皆美男子であります。

明日も精一杯世間にまみれまして汗もち冷や汗もかく。

そしてまた明日も尻を並べて湯を浴び、黒い顔を浮かべるのであります。

おばちゃん また来るよ!



 

お湯屋の兄弟

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顔なじみが銭湯にいればお湯の中に話の花が咲く。

浮世では愛想がよい方でもないのに銭湯ではよい仲間ができる。

親友はリサイクル屋と電話屋とラグビーおじさんこと自分。

少し昔ヤンチャした兄貴が二人、毎日ビール6本飲んでから来る兄ぃもいて
話し相手には事欠かないのです。

さむかったのぅ あつかったのぅ 大変だったのぅと全てが過去形なのはお湯
に入れば今日は全て洗い流すからなのです。

裸同士、話の断片で相手を知ってるような知らないような、それでも湯で一緒
になれば無二の親友のようにむかえてくれるのです。

カラリと湯の戸を開けて「先にかえるでのぅ、おやすみよ」

また兄貴たち会いましょう。


 

御認可料金

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銭湯に参りますと、スーパー銭湯ではありませんで昔から町にある
銭湯でございますが、料金の掲示してあります。

墨書を複写したものではありますが、浴場組合がお上に御認可をい
ただいたものであります。

大人十二歳以上 金三百円

土曜は日のあるうちに湯に入りますのが秘かな贅沢で、外の明るさ
の中でザアザアとカランからお湯を出してかぶるのも、庶民の楽しみ
であります。

おばちゃん ごちそうさん!

ピカピカの50歳の出来上がりであります。


 

まつり太鼓が聞こえる

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「どうでぇ何軒あるでぇ」

浜松でこの時期に話しかけられたら、まつりで祝わせていただく初家さまの
軒数のことで、多くても少なくても、「大変だのぅ」となる。

この時期の風情でもある、ラッパに太鼓があっちでもこっちでも鳴り、各町とも
仕上げに余念がない。

パッと入り、ザッと流す銭湯好きにはまつり男も多いのであります。

各町に変えれば名のあるお兄さんも、銭湯では裸の尻を並べる仲間同士、
凧ならぬ真っ赤なタコになって湯船に浸かっております。

まつり太鼓が聞こえる。

浜松の町はまつりに向かってラッパと太鼓でまとまっていくのであります。


 

試されて候

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先輩の入院、娘の旅立ちの準備と心試される日が続きます。

デスクにも座らず右往左往の一日、これも試練ならば前向きで立ち向かいます。
調整は深夜の銭湯、知らない同士ながらにぎやかな声を聞き、暖まりなが
らフムフムと世間を知るのです。

春はどっさりといろんなものを連れてきた。
ならば過ごす位に取り組めば大人の大人になれるかもしれませんね。

あるところに額が飾ってありました。

「青春とは心の状態を言うのだ」

不器用な青年はボコボコぶつかりながら、つまづきながら歩く、無尽蔵の力で挑み続ける。
未だ不器用な男は青年とかわらないならば持てる力振り絞り立ち向かう。

春は心が揺れる季節である。まだ揺れ幅があることを青春として生きてゆく。

勝負の世界にいる人は決して「負けない」とはいわないそうだ。

「勝つ」と言う。

勝つまで粘るのみ、無器用に立ち向かうのみなのだ。



 

ババンババン

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意味もなく女湯の暖簾を撮る怪しい男。いけません、いけません。

お湯から出ると番台のお母さんはテレビで演歌を鑑賞中。
八代亜紀さんがヒット曲をメドレーで歌っています。

普段演歌を聞かなくても演歌には似合う景色がある。銭湯の脱衣室、
パンツいっちょうで湯の熱りを冷ます景色にも似合うのだ。

おんな港町もいいけれど、あのさ、セーターが編めたら夜明けの
釣りも、もう寒くないねって言う歌もいいよね、なんて言っている。

演歌は知らない間に覚えている、それが似合う所で聞くと心にしみて
くるのです。

お母さんありがとう アバヨと港の男のように出てきたのでありました。


 

曳馬温泉みよし湯

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「冷えたねぇ」と声をかけてカランの前に座れば、「さむいのぅ」と返してくれる。

みよし湯のよい湯に浸からないと眠れないよと番台のおばちゃんに声をかければ
「うれしいやぁ」と返してくれる。

町の銭湯は心も暖まる社交場です。

裸同士だからどこの誰かも仕事もわからない

知らない同士が湯船で一緒したご縁で話しをするのです。

みよし湯の湯船はなんというんだろう、ドカベン型、つまり長い四角の角が丸い
形で深いのが魅力です。
ご飯の部分は深くなっています、おかず入れの部分の、ちょうど玉子焼きが入
っているあたりが電気風呂になっているのです。

充分深いお湯で温まった後、電気風呂で腰を・・・・ビリビリ

冷えで痛くなった腰がスッと楽になりました。

湯船に腰をかけてのバカ話に湯気が天井からポタリと落ちる。

ほんに銭湯よいところ、これで300円、マッカッカのカッ!


 

お出掛け前のおブー

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久しぶりの会があって出掛けるのが楽しみ。

前回はなんと誕生会を開いていただいた仲間との会があるのです。

相変わらずのギリギリ仕事を切り上げ、続きは楽しみの後でまた鉢巻きをいたしましょう。

鏡の中に写るはススけた男、オシャレなヒゲにはほど遠いゴマシオ不精ヒゲが生えています。

そんな時には銭湯が一番、ザブッと入ればツルリとひと皮むけてしまいます。

近所の工場の仕事を終えたみなさんがザブンザブンと入りだす、夕刻の銭湯は賑やかな声が響きます。

さて、夜の捻り鉢巻きの前に風呂上がりタコの鉢巻きで帰ります。

いいお湯でした。おじちゃんありがとう。



 

赤い手ぬぐい

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↑なぜか女湯の暖簾を撮る男、とても怪しいのです。

先に出てしまったから 湯で暖まったのに冷えてしまう。

女の長湯は困ったものだとイチローは思う。

なんてね・・

そんな世界でもなく男湯では顔なじみの労働者仲間が「さむいのぅ」と声かけあい暖まる。

「明日はどこでぇ」、「がんこ遠いでぇ相良だでのぅ」なんてたわいない話をする。

湯気の中に飲んできた酒が香り、目をつぶってるから寝ているような常連もいる。

湯船の一画電気風呂があり、ビリビリと刺激があり腰だの肩だのを当てるのだが、銭湯の
平均年齢はゆうに50歳を超える。

誰かがあたっていてなかなか番がやってこない。

ジイサマばかりだからまだ50歳程度の若い衆は遠慮のだ。

脱衣所でも牛乳を飲みながらバカばなしで楽しむ。

兄弟!兄ぃなんて呼ぶけれど名前も知らないのです。

僕の愛称はラグビーおじさんらしく、しばらく行かないと「ラグビーおじさん来たけ?」と聞か
れると言う。

さて、けえりますか!

ほんに銭湯よいところ、ハァ よいところ。これで300円、ホッカホカノカ!


 

銭湯体制に移る

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「若い時の傷でしょう」と先生に言われている腰が痛む。

「生涯つきあうんですよ」とは言われるものの、常に痛むわけではないから痛みだすと、
ちょいとめげそうになるのです。

腰がぁっ 腰がぁっ!と言うほど、わかるかな?
腰は他人にはわからない、腰がぁっ!と一人悶えています。

そんな時には優雅に温泉湯治がよいのだが、財布が優雅でなく時間もないときている
から近場の銭湯が腰の薬なのであります。

今日から銭湯の暖簾が変わった。
けれは石鹸メーカーが今も四季に合わせて銭湯に提供するよき風習なのです。

石鹸メーカーに勤め、銭湯サポートグループ暖簾配達課に入り、毎日銭湯を廻るなんて
仕事ならうってつけの男なのだけれど・・

ああっ ううっと唸りながら銭湯で腰を癒す毎日なのでありました。

ちなみに銭湯暖簾の提供は、お馴染の 牛乳石鹸よい石鹸でありました。

今日はもう沈没かなぁ・・プクブクプク ゴボゴボ