鉄人に育て石神勝

カテゴリー │ヤマハラグビー部

鉄人に育て石神勝

入団した年にはヒョロリと痩せっぽちで、ヤマハラグビー部の大巨人や鉄人たちが
揃うロック(4,5番)の中で頼りなげに見えた男がいた。

岐阜第一高校から大東文化大を経てヤマハに入団したイッシーこと石神勝選手は
鉄人勝又貴光、気迫の中野大介、先輩の坂本一哉らの中でひたすら体をつくり社
会人ラグビーに対応できるスキルを磨いていった。

ロックはラグビーの一つの華、ラインアウト時にジャンパーとして空中戦でボール
を受けパワーと高さを生かし、フォワードの核となって密集に突入する男たちの
ポジションである。

現在主力となった同期の山村亮、大田尾竜彦、冨岡耕児、佐藤貴志らと共に入
団し、地味かつ着実に強さを身につけた男が今シーズンのFWの要となっている。
先の九電戦でもヤマハのFWには外人を除けば先輩はプロップの高木重保、木
曽一のみ、文字どおり安定したヤマハのFWの中心となって組織しています。

九電戦の前、ゲート前で石神選手のご両親にお会いした。行ける限りどこにでも
息子の応援にかけつけるご両親は到着するバスを待っていた。

やがて岐阜第一のジャージを着た高校のラグビー部の先生と後輩たちが到着し
一緒にバックスタンドの応援席で応援をしたのです。

「イッシー!」、と呼ばれる彼はラグビーの子です。ピッチに立てば連携したFW
の走りの中心となり、密集にかけつけその中心となって押し続けそして次の接点
に向けて走る。

ヤマハを応援する時、私たちは確実なる安定を望みます。
大先輩の久保晃一や本間俊治、澤田昇の出場がヤマハのFWをぐっと重く見せ
るように今やその役割をイッシーが担っています。

次節はトップリーグファン最大の注目の神戸製鋼戦、4連勝前は終わったと思わ
れた今シーズンの淵からヤマハは勝ちあがりプレーオフ(4位までが戦うマイクロ
ソフトカップ)の出場を賭けて戦います。

いつの時も全力で、全力を出しきらねば笑うこともないヤマハのイッシーが上回
る気迫で戦うのはシュガーと同じようにヤマハイズムの継承者だからです。

鉄人と呼ばれヤマハの公式戦最多出場を持つ勝又貴光(引退)の後継者はイッ
シーだと我々もご両親も期待し、そうあるべきだと応援を続ける。

育つヤマハの安定を確実にする男に期待しているのです。


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