柴染ふしぞめ

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柴染ふしぞめ

色の話を書いていますよ、などと言えば確かに勘違いもおこる。
ここは決して「色っぽいお話」を書いているのではありません。

日本の伝統色のその色と名前から何が書けるかに挑戦しています。

色名を見て、はて、調べてみたいなと思うことがあれば検索して
しばし楽しむ、ここに書かずとも面白いことを知ったり想像した
りする。これが「色」の楽しみである。

柴とはなにか、「柴(フシ)とは栗、櫟、樫などの雑木のこと」
とあれば、柴刈りお爺さんならば雑木の枝を拾いに行ったことに
なり、薪にもし、その枝などを使って染めも使ったのではと想像
する。色話は”しばしば”昔話にも達する考察をしたりするのだ。

山に芝刈りに行ったのならば、その後で殿様がゴルフをするとい
う図となってしまう。

小枝を拾って背負子に負って帰ってくる図は二宮金次郎さんしか
りである。

しかし現代、柴を拾いながら勉強したり、夜なべして働こうとも
決して栄達するわけでもなし、近場の商店が当たり前の商売をし
ていても、県外資の巨大ショッピングセンターにやられてしまう。

おかしな時代である。近所の商店をつぶしても遠くのSCに車で
出かけてゆく、やがて歳をとり、車に乗れなくなることを想像も
しない世代がこの時代の近所店をつぶしてゆく。
そしてやがて、という話となる。
 
当たり前の店が当たり前の金額でモノの商う、それで食えなけれ
ば暮らしはなりたたない、朝から晩までそして深夜まで働けば
それらしい暮らしができるのでなければ世の中はなりたたない。


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