黒くろ

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黒くろ

黒と白、モノトーンできめた服ならば行く場所を問うことは
ない。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦してい
ます。

白いシャツに黒いズボン、これならば仕事からプライベート
まで問わない服装となる。黒と黒をあわせればそれはオシャレ
な服装ともなる。

ただし究極なるその2色にするならばその質を問われることに
もなる。

ある女性は仕事からプライベートまで見事なまでに黒で統一し
ている。いつ出会っても小物までが黒でいるからかえって目立
ち、やがて「真っ黒クロスケ」というあだ名となる。

特別な知り合いではないからよいものを着けているのか判別が
つかないが黒ずくめが目立ち、名を知らずともそのあだ名で呼
べば彼女のことを指すと皆が知る。

黒と白は究極の色にして質を問われることともなる。
すばらしい光沢をし着心地がよさそうで清潔な白がオシャレで
ある。
生地と縫製がよい黒シャツならばこだわりを感じ、またオシャ
レでもある。

普段から色を扱うデザイナーさんなどは黒を着ることが多いの
は場所を問わずセンスを感じさせるから切るのだとも言う。

そんなことに気づき憧れて黒を選ぶようになれば毎朝のコーデ
ィネイトから開放される。
黒はまた個性を殺し、顔を浮き立たせることとなる。
そして安全な毎日をおくるうちににわか黒男は努力をしていな
いことにも気づくのである。

服屋にあるさまざまな色に興味を持つことをしなくなれば個性
は育たない、どの年齢にも安全な色を着るだけになれば内なる
変化に同調せずに過ごしてしまう。

人には顔を引き立たせる色があると聞き、経験からベージュが
似合わぬとも知る。
幾種類かの色を試すうち赤がよさそうだと気づく。
似合う前に自分の心を浮き立たせることができる。

「似合いますよ」と言われればもう洋服屋で赤を選ぶようにな
る。

質も縫製も着心地もよい黒や白を日々纏うのは究極のオシャレ
であると知りつつ今は心を表す色を着て見るのも自分の文化作
りだ。

ゆるい安全圏でクロスケになるより、まだアカスケ時代をすご
したいとも思っている。


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