コチニールレッド cochineal red

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コチニールレッド cochineal red

冬の野山、最近では里山という言葉も広がり、自然と人間が
共生する里山で自然観察会などが行われています。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

冬の観察会に出かけると、春を待つ昆虫の冬の過ごし方など
の観察があります。葉を落とした枝の先には木の芽もふくらみ
はじめていますが、その枝には冬すごしの虫たちも隠れてい
ます。

枝で見つけるものにカイガラムシがあります。コブのように枝
に取り付いていますが、この一種の色素から作られるのがコチ
ニールの赤色です。

古くインカ・アステカの染料に使われたその鮮やかな色はじつ
は虫から生まれた色なのです。
赤い色は貴重な色です。それを小さな虫を集めて作っていた
その色は、今もその虫を育てて得られているのだそうです。

貴重な色を生むために集める虫、虫を収穫してすりつぶして
できた色、それが世界伝統色のなって残るのは、その色の美
しさゆえにほかなりません。

カイガラムシ色、コチニール、ひとつ覚えておきましょう。


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